17.1 ORACLE_BIGDATAドライバを使用した外部データへのアクセス

ORACLE_BIGDATAドライバを使用すると、外部ファイル・システムおよびオブジェクト・ストアにあるデータにアクセスできます。

ファイル・システム内に存在するファイルにアクセスする場合は、そのファイルが存在するディレクトリ・オブジェクトへのアクセス権が必要です。詳細は、データ・ファイルおよび出力ファイルの位置を参照してください。

Object Storageを使用する場合は、オブジェクト・ストア内のデータにアクセスするために必要な3つのステップがあります:

  1. データベース、ユーザーおよびロールを有効にして、オブジェクト・ストアのデータに安全にアクセスします

    .
  2. 資格証明オブジェクトを作成します(パブリック・バケットには不要です)。

    資格証明オブジェクトには、オブジェクト・ストア資格証明が暗号化された形式で格納されます。資格証明によって指定されたアイデンティティは、オブジェクト・ストアの基礎となるデータにアクセスできる必要があります。

  3. インライン外部表を使用して、外部表または問合せを作成します。アクセス・ドライバ・タイプはORACLE_BIGDATAである必要があります。CREATE TABLE文では、オブジェクト・ストアにアクセスする認証を提供する資格証明オブジェクトを参照する必要があります。作成する表には、オブジェクト・ストア内のファイルへのURIを提供するLOCATION句も必要です。

    パブリック・バケットの場合、CREDENTIALは必要ありません。