20.4 新しいSSLウォレットを使用するための環境の構成

SSLウォレットをOracle Database環境で有効にするには、新規作成したSSLウォレットを指し示す必要があります。

SSLウォレットを指し示すには、それを、OCIサーバー側でSQLnet.oraファイルに追加します。Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)インストールを使用している場合は、すべてのノードでSQLnet.oraファイルを調整する必要があります。

更新するSQLnet.oraファイルの場所は、OCIデプロイメントによって異なります:

  • Oracle Grid Infrastructureを使用しないクラウド・インストール: このファイルのデフォルトの場所は$ORACLE_HOME/network/adminです。
  • Oracle Grid Infrastructureを使用したクラウド・インストール: デフォルトの場所は$GRID_HOME/network/adminです。

ノート:

SSL証明書用のウォレットがすでにあり、それらの証明書を既存のウォレットに追加してある場合は、このステップは必要ありません。
WALLET_LOCATION=
(SOURCE=(METHOD=FILE)
(METHOD_DATA=(DIRECTORY=/u01/app/oracle/dcs/commonstore/wallets/ssl)))

データベース・リスナーを再起動する必要はありません。