ADDM推奨
ADDMはパフォーマンスの問題の診断以外にも、考えられる解決策を推奨します。該当する場合は、ADDMは選択できる複数の解決策を推奨します。ADDMの推奨事項の内容は次のとおりです。
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ハードウェアの変更
CPUの追加またはI/Oサブシステム構成の変更
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データベース構成
初期化パラメータ設定の変更
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スキーマの変更
表または索引のハッシュ・パーティション化、または自動セグメント領域管理(ASSM)の使用
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アプリケーション変更
順序付けのためのキャッシュ・オプションの使用またはバインド変数の使用
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他のアドバイザの使用
高負荷SQL文でのSQLチューニング・アドバイザの実行またはホット・オブジェクトに対するセグメント・アドバイザの実行
ADDMの利点は本番システム以外にも、開発システムおよびテスト・システムにも適用されます。ADDMは潜在的なパフォーマンスの問題を早い段階で警告できます。
パフォーマンス・チューニングは反復操作です。1つの問題を修正しても、システムの他の部分がボトルネックになる場合があります。ADDM分析を利用しても、パフォーマンスが理想的なレベルに到達するまでには複数のチューニング・サイクルが必要となる場合があります。