Oracle Databaseのダウングレード時のCOMPATIBLEパラメータの確認
アップグレード後にCOMPATIBLEが変更された場合、Oracle Databaseをダウングレードできなくなります。
COMPATIBLEパラメータを更新して、Oracle Databaseリリースの互換性レベルを現在のリリースに設定した場合は、以前のリリースにダウングレードできません。この問題は、新しいリリースではデータ・ディクショナリが変更されており、ダウングレードを妨げるその他の機能変更がある可能性もあるために起こります。
ダウングレードする前にデータベースのCOMPATIBLEパラメータ設定を確認するには、次のコマンドを入力します。
SQL> SELECT name, value, description FROM v$parameter WHERE name =
‘compatible’;ノート:
Oracle Database 23aiリリース更新23.6の新規インストールでは、COMPATIBLEパラメータ設定が23.6に自動的に更新されます。
Oracle ASMディスク・グループの場合、アップグレード後にcompatible.asmパラメータをアップグレードされたリリース値に変更した場合、前のリリースにダウングレードすると、Oracle ASMディスク・グループをマウントできません。compatible.asmの値は、ディスク・グループをマウントできるOracle ASMの最低限のリリースを設定します。
ダウングレードの一部として、ダウングレードされたリリース・レベルに新しいディスク・グループを作成し、ダウングレードされた互換性のあるASMディスク・グループにデータをリストアする必要があります。