Oracle Data Pumpを使用したベクトルのアンロードおよびロード
Oracle Database 23ai以降、Oracle Data Pumpでは、複数の成分を使用して、データベースにベクトルをロードおよびアンロードできます。
Oracle Data Pumpテクノロジを使用すると、データおよびメタデータをデータベース間で非常に高速に移動できます。Oracleデータ・ポンプは、コマンドライン・クライアントのexpdpとimpdp、DBMS_DATAPUMP PL/SQLパッケージ(データ・ポンプAPI)、およびDBMS_METADATA PL/SQLパッケージ(メタデータAPI)の3つの個別のコンポーネントで構成されています。
ベクトル・データ型列を含む表のアンロードおよびロードは、使用可能なすべてのアクセス・メソッド(DIRECT_PATH
、 EXTERNAL_TABLE
、AUTOMATIC
、INSERT_AS_SELECT
)を使用して、すべてのモード(FULL
、SCHEMA
、TABLES
)でサポートされています。
ベクトル・エクスポートおよびインポートの構文の例
expdp <username>/<password>@<Database-instance-TNS-alias> dumpfile=<dumpfile-name>.dmp directory=<directory-name> full=y metrics=y access_method=direct_path
expdp <username>/<password>@<Database-instance-TNS-alias> dumpfile=<dumpfile-name>.dmp directory=<directory-name> schemas=<schema-name> metrics=y access_method=external_table
expdp <username>/<password>@<Database-instance-TNS-alias> dumpfile=<dumpfile-name>.dmp directory=<directory-name> tables=<schema-name>.<table-name> metrics=y access_method=direct_path
impdp <username>/<password>@<Database-instance-TNS-alias> dumpfile=<dumpfile-name>.dmp directory=<directory-name> metrics=y access_method=direct_path
ノート:
TABLE_EXISTS_ACTION=APPEND | TRUNCATE
は、EXTERNAL_TABLE
アクセス・メソッドでのみ使用できます。- 変換がその
VARCHAR2
に収まる場合、TABLE_EXISTS_ACTION=APPEND | TRUNCATE
はVECTOR
列データをVARCHAR2
列にロードできます。 TABLE_EXISTS_ACTION=APPEND | TRUNCATE
は、ロードされたVECTOR
列の次元と一致するソースVECTOR
データ次元を持つVECTOR
列のみをロードできます。次元が一致しない場合は、エラーが発生します。TABLE_EXISTS_ACTION=REPLACE
は、すべてのアクセス・メソッドをサポートします。- トランスポータブル表領域モードをベクトル索引とともに使用することはできません。ただし、このモードでは、
VECTOR
データ型の表がサポートされます。
親トピック: ベクトル埋込みの格納