7 Oracle Database Freeの起動および停止

Oracle Database Freeをインストールすると、データベースが稼働して、すぐに使用を開始できます。

Oracle Databaseサービスを実行して、使用前にデータベースを起動してオープンしておく必要があります。

デフォルトでは、Oracle Databaseサービスが起動されると、コンテナ・データベースが起動されてオープンしますが、プラガブル・データベースは使用前にオープンする必要があります。Oracleサービスの起動時にプラガブル・データベースを自動的にオープンするコマンドについては、次を参照してください。

Windowsサービスを使用した開始と停止

データベースにアクセスする前に、Oracle Databaseサービスを起動する必要があります。デフォルトでは、Oracle Database Serviceが自動的に起動してコンテナ・データベースがオープンします。デフォルトでは、プラガブル・データベースはクローズされたままなので、手動で開くか、自動でオープンするように設定する必要があります。

データベースは、Windowsのサービスを使用して開始または停止できます。

  1. 「スタート」メニューの検索フィールドにservices.mscと入力して[Enter]を押します。
  2. 「サービス」ウィンドウでOracleServiceFREEサービスを探します。
  3. サービス名を右クリックし、「開始」または「停止」をメニューから選択します。
  4. スタートアップ・プロパティを設定するには、右クリックして「プロパティ」選択し、ダイアログ・ボックスの「スタートアップの種類」リストで「自動」「手動」「無効」のいずれかを選択します。

ノート:

ネットワークからデータベースへの接続を制御するには、Net Servicesリスナーを開始または停止できます。リスナーは、OracleOraDB23Home<n>TNSListenerという名前のサービスとして実行されます。<n>は、前述のデータベース・サービスと同様にリスナー・サービスを制御するためにOracle Database Freeによって選択された番号です。

SQL*Plusを使用した開始および停止

SQL*Plusを使用して、データベースを停止および起動できます。

データベースを停止するには、次のSQL*Plusコマンドを発行します。
cd oracle_home\bin
sqlplus / as sysdba
SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE
データベースを起動するには、次のコマンドを発行します。
SQL> STARTUP
SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE ALL OPEN;

プラガブル・データベースの自動オープンの設定

デフォルトのプラガブル・データベースFREEPDB1は、Windowsの再起動やFREEサービスの開始時など、コンテナ・データベースのオープン時に自動的にオープンします。前述のSQLを使用して手動でオープンする必要はありません。

(前述のように) SQL*Plusを介してコンテナ・データベースに接続して、次のSQLを発行すれば、コンテナ・データベースがオープンされるときに、他のプラガブル・データベースが自動的にオープンするように設定できます。

SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE ALL OPEN;
SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE ALL SAVE STATE;

ノート:

追加のプラガブル・データベースを作成した場合は、これらのコマンドを再発行する必要があります。