割当処理コンポーネントの概要
割当プロセスを使用して、リソース(営業担当やテリトリ所有者など)を、その作業対象となる商談やリードなどのビジネス・オブジェクトに割り当てることができます。 割当後、リソースとテリトリ所有者およびそれらのマネージャは、ビジネス・オブジェクトを表示できます。
候補オブジェクトと作業オブジェクト
割当を設定する場合は、候補オブジェクトと作業オブジェクトの2つのタイプの割当オブジェクトについて理解しておく必要があります。
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作業オブジェクトは、アカウント、商談、リード、パートナ、ディールなど、割り当てられるビジネス・オブジェクトです。
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候補オブジェクトは、リソースやテリトリなど、割当候補の可能なプールです。
テリトリ・ベース割当
テリトリを設定すると、テリトリ・ベース割当によってテリトリ・ディメンションおよび属性が作業オブジェクトと照合されます。 テリトリ・ベース割当が完全に自動化されるように設定するか、オンデマンドで実行されるように設定するか、これらの設定の組合せを使用できます。 テリトリ・ベース割当では、テリトリおよびリソース階層を設定し、割当を構成するプロファイル・オプションを設定し、割当プロセスを実行する必要があります。
テリトリ・ベース割当の設定の概要については、営業テリトリおよび割当設定の概要のトピックから開始してください。
ルール・ベース割当
ルール・ベース割当では、リソースを作業オブジェクトに割り当てるために使用する追加ルールを設定できます。 ルール・ベース割当では、テリトリ・ベース割当で定義されていない属性を取得できます。 レコードが満たす必要がある条件を含むルールを設定すると、リソースはルール条件に一致した場合にオブジェクトに割り当てられます。
たとえば、ルールを使用して次のことを実行できます。
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顧客が特定の都道府県または地域にいる場合は、営業チームに特定の営業担当を割り当てます。
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時間枠が3か月未満のリードに短期リード・エキスパートを割り当てます。
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リード・スコアに基づいてリード・ランクを計算します。
ルール・ベース割当では、実行する必要があるスケジュール済プロセスに加えて、ルールを計画し、ルールUIを使用してルールを作成し、割当を構成するためのプロファイル・オプションを設定する必要があります。
割当プロファイル・オプション
割当で使用可能な各ビジネス・オブジェクトには、割当をさらに構成できる独自のプロファイル・オプションのセットがあります。
スケジュール済プロセス
スケジュール済プロセスは、データを取得し、ビジネス・オブジェクトがそのデータを処理できるようにするバッチ・ジョブです。 割当を使用する場合は、複数のプロセスをスケジュールする必要があります。
割当レポート
診断ダッシュボードを使用して、割当済オブジェクトおよび割当に関連するテリトリ・データの量に関するレポートを生成できます。
割当リソース
割当の詳細:
- 割当の構成に関する考慮事項
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営業における割当の詳細は、営業の実装ガイドを参照してください。
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割当リソース・センター: その他の割当の記事については、My Oracle SupportのAssignment Manager Resource Center (1522958.1)を参照してください。