営業ユーザーにジョブ・ロールを自動的にプロビジョニングするルールの作成
営業ユーザーを作成する前に、ジョブ・ロールと抽象ロールをユーザーに自動的に割り当てるために使用される事前定義済ロール・プロビジョニング・ルールをレビューし、必要な追加ルールを作成します。
たとえば、新しいリソース・ロールとルールを作成して、作成したカスタム・ジョブ・ロールをプロビジョニングできます。
Oracleには、アプリケーションに含まれる標準リソース・ロールごとにロール・プロビジョニング・ルールが用意されていますが、作成した新しいリソース・ロールに対してロール・プロビジョニング・ルールを作成する必要があります。 プロビジョニング・ルールでは、各営業ユーザーに割り当てたリソース・ロールをプロビジョニング・ジョブ・ロールのトリガー条件として使用します。
営業管理者を含むすべての内部営業ユーザーについて、プロビジョニング・ルールで必要なジョブ・ロールに加えて、リソース抽象ロールをマップします。 リソース抽象ロールにより、ユーザーはリソース・ディレクトリにアクセスできます。 パートナ・ロールに対しては、リソース抽象ロールを追加しないでください。
次のステップを使用して、既存のプロビジョニング・ルールを確認し、新しいルールを作成します:
-
「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
-
オファリング: 営業
-
機能領域: ユーザーおよびセキュリティ
-
タスク: HCMロール・プロビジョニング・ルールの管理
-
-
「ロール・マッピングの管理」ページで、既存のルールを確認する場合は、次のようにします:
-
検索フィールドのいずれかを使用して、ロール・マッピングを検索します。 たとえば、リソース・ロールのプロビジョニング・ルールが存在するかどうかを判断するには、「リソース・ロール」フィールドにリソース・ロールの名前を入力します。
-
「検索」をクリックします。
リソース・ロールにロール・プロビジョニング・ルールが存在する場合(事前定義済ルールまたは作成したルールのいずれか)、そのロールは検索結果領域に表示されます。
-
プロビジョニング・ルールを表示または編集するには、検索結果領域からルールを選択します。
「ロール・マッピングの編集」ページが表示され、ルールの詳細がリストされます。
-
-
新しいプロビジョニング・ルールを作成するには、「ロール・マッピングの管理」ページで「作成」をクリックします。
「ロール・マッピングの作成」ページが表示されます。
-
「マッピング名」フィールドに、マッピングを識別する名前を入力します。 たとえば、Digital Sales Managerというリソース・ロールをプロビジョニングするルールを作成する場合は、マッピング名にも
Digital Sales Manager
と入力します。 -
条件リージョンで、次の条件を入力します:
フィールド
エントリ
リソース・ロール
プロビジョニングするリソース・ロールを選択します。 たとえば、「デジタル営業マネージャ」を選択します。
HRアサイメント・ステータス
「アクティブ」を選択します。 この追加条件により、Global Human Resourcesで、ユーザーの退職時にそのユーザーにプロビジョニングされていたロールが自動的に削除されるようになります。
-
「関連ロール」リージョンで「追加」をクリックして、プロビジョニングするジョブ・ロールを追加します。
たとえば、デジタル営業マネージャの場合は、「営業マネージャ」ジョブ・ロールを追加できます。
内部営業ユーザーの場合は、「リソース」抽象ロールを追加します。 パートナ・ロールに対しては、このロールを追加しないでください。
-
追加したロールごとに、表に示されているロール・プロビジョニング・オプションを1つ以上選択します。
ロール・プロビジョニング・オプション
説明
要求可能
条件を満たすユーザーは、他のユーザーにロールをプロビジョニングできます。
自己要求可能
条件を満たすユーザーは、ロールを自身のために要求できます。
自動プロビジョニング
条件を満たすユーザーは、ロールを自動的に取得します。
資格のあるユーザーは、ルール条件を満たすユーザーです。
ノート: デフォルトでは、自動プロビジョニングが選択されています。 自動プロビジョニングを行わない場合は、選択解除するのを忘れないでください。 -
「保存してクローズ」をクリックします
-
ロール・マッピングの作成または編集後に、すべてのユーザーのスケジュール済プロセスAutoprovision Roles for All Users(ロールの自動プロビジョニング)を実行します。 このプロセスでは、現在のすべてのユーザー・ロール割当が現在のすべてのロール・マッピングと比較され、適切な自動プロビジョニング要求が作成されます。