セキュリティ構成の概要

この章では、事前定義済の営業セキュリティ・モデルを構成できるいくつかの方法について説明します。

Oracleのロールベースのアクセス制御の実装は、様々な環境での幅広いセキュリティ要件を処理するように設計されています。したがって、ほとんどの企業では標準セキュリティ設定を変更なしで使用できます。ただし、必要に応じて、特定のビジネス要件を満たすようにデフォルト設定を構成できます。セキュリティ・リファレンス実装に変更を加える前に、次のステップに従ってください:

必要な変更を明確に定義し、提案された変更をOracle Supportで確認します。
様々なセキュリティ・コンポーネントの相関関係と、ユーザー・アクセスについて提案された変更の影響を理解する。
実施する変更を文書化する。

この章では、独自のロールおよびロール階層を作成する方法について説明します。データ・セキュリティの構成の詳細は、データ・セキュリティの構成およびトラブルシューティングの章を参照してください。

標準セキュリティ設定の変更の詳細は、セキュリティ・リソース・センター(My Oracle Supportの1609084.1 (ドキュメントID)から入手できます。セキュリティ・リソース・センターには、標準設定に加えた変更の追跡に使用できるテンプレートが用意されています。各リリースの新機能または更新された機能に対して提供される権限またはその他のセキュリティ・アーティファクト、およびこれらの権限をカスタム・ロールに追加する手順は、My Oracle SupportのOracle Sales Cloudアプリケーション・セキュリティに関するアップグレード・ガイド(ドキュメントID 1989500.1)を参照してください。