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カタログ・オブジェクトの権限

Business Intelligenceカタログには、ダッシュボード、ダッシュボード・ページ、フォルダ、分析などのビジネス・インテリジェンス・オブジェクトが格納されます。 ユーザーは、認可されているオブジェクトのみを表示できます。

オブジェクトまたはフォルダの所有者は、そのオブジェクトまたはフォルダに自動的にアクセスできるわけではありません。 ユーザーがオブジェクトまたはフォルダにアクセスするには、そのオブジェクトまたはフォルダの権限ダイアログで、そのユーザーに適切な権限が割り当てられている必要があります。

権限について

オブジェクトの所有者や、適切な権限または特権を持つユーザーは、カタログ・オブジェクトに対する権限を割り当てることができます。 権限とは、ユーザーまたはロールに付与される、特定のアクションまたはアクションのグループをカタログ・オブジェクトに対して実行することを許可されているということです。 たとえば、営業部門に所属するユーザーが、四半期売上見積を表示するダッシュボードを作成した場合、そのダッシュボードに対する読取りアクセス権をすべての営業担当に付与する一方で、書込みアクセス権および削除アクセス権は営業責任管理者と副社長にのみ付与するといったことが可能です。

ノート: 権限はOracle BI EEセキュリティ・モデルの一部であり、権限を最初に割り当てる方法は、アプリケーションでのユーザー、ロールおよびグループの設定方法と、Oracle BI EE管理者がそれらのユーザー、ロールおよびグループを付与した権限に基づきます。

権限定義

オブジェクト(カタログ内のフォルダやダッシュボード内のセクションなど)へのアクセスを制御するには、ロール、カタログ・グループおよびユーザーに権限を割り当てます。 割り当てることのできる権限は、対象のオブジェクトのタイプによって異なります。

次の表に、営業ユーザーに発生する主な権限のタイプを示します:

アクセス許可

定義

完全管理

このオプションは、オブジェクトに対してすべてのタスク(変更、削除など)を実行する権限を付与するために使用します。

変更

このオプションは、オブジェクトの読取り、書込み、および削除を行う権限を付与するために使用します。

トラバース

このオプションは、選択したフォルダに対する権限をユーザーが持っていない場合にそのフォルダ内のオブジェクトにアクセスする権限を付与するために使用します。 フォルダ内のオブジェクト(分析など)が、ユーザーがアクセス権を持っているダッシュボードやOracle WebCenter Portalアプリケーション・ページに埋め込まれている場合には、これらのオブジェクトに対するアクセス権が必要になります。

たとえば、/Shared Folders/Testフォルダに対するトラバース権限をユーザーに付与した場合、そのユーザーは、BIプレゼンテーション・カタログを介して、ダッシュボードやOracle WebCenter Portalアプリケーション・ページに埋め込まれ、/Shared Folders/Testフォルダやそのサブフォルダ(/Shared Folders/Test/Guestフォルダなど)に保存されたオブジェクトにアクセスできます。 ただし、ユーザーはそのフォルダおよびサブフォルダにカタログからアクセスする(表示、展開またはブラウズを意味します)ことはできません。

オープン

このオプションは、オブジェクトにアクセスできるがオブジェクトの変更はできない権限を付与するために使用します。 Oracle BI Publisherオブジェクトが対象の場合、このオプションを使用すると、そのオブジェクトがあるフォルダにアクセスできます。

アクセスなし

このオプションは、オブジェクトへのアクセスを拒否するために使用します。 アクセスの明示的な拒否は、他のどの権限よりも優先されます。

カスタム

このオプションを使用すると「カスタム権限」ダイアログが表示され、読取り、書込み、実行および削除権限を付与できます。

カタログ・オブジェクトの権限の詳細は、Oracle Help Center(http://docs.oracle.com/)のOracle Transactional Business Intelligenceの分析およびダッシュボードの作成を参照してください。