インセンティブ報酬プランのインポート
有効なエクスポート済のインセンティブ報酬プランをインポートできます。 新しい年用にプランをコピーしたり、若干変更して同様のプランを作成する場合に、この方法をお薦めします。
プランを他の環境、同じ環境内の異なるビジネス・ユニットおよび同じ環境内の同じビジネス・ユニットにインポートできます。 これには、「報酬プラン」作業領域の報酬プラン・インポート・プロセスの管理タスクを使用します。
インポート時には、オブジェクトを作成したり、宛先の環境に存在するオブジェクトを再利用できます。 インポート・プロセスを実行すると、実行元のビジネス・ユニットに、プランとすべての下位オブジェクトがインポートされます。
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宛先環境を設定します。
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有効なプランをインポートします。
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プランのインポート・プロセスの結果をレビューします。
宛先環境の設定
インセンティブ報酬プランをインポートする前にチェックする事項は、次のとおりです。
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新しい開始日と終了日によって指定されたすべてのカレンダ期間が存在する。
期間の定義や編集を行うには、「設定および保守」作業領域の「インセンティブ・カレンダの管理」タスクを使用します。
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ソース付加フレックスフィールド用に作成された参照、値セットおよびグローバル・セグメントが宛先環境に存在する。
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支払プラン・カテゴリ、インセンティブ・タイプ、支払頻度および支給項目タイプについて、すべてのプラン・コンポーネント参照データが存在している。
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単位とパフォーマンス間隔について、すべてのパフォーマンス・メジャー参照データが存在している。
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インポートされた式で参照されるすべての属性、関数およびユーザー定義問合せは、宛先環境に存在している。
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表検証済の値セットおよび一致する参照が存在している
有効なプランのインポート
エクスポートしたプランをインポートします。
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にナビゲートします。
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「作成」をクリックします。
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要求の名前を入力します。
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正しいビジネス・ユニットを選択します。
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エクスポートしたファイルを選択します。
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「矛盾の場合」オプションは必須です。 競合の処理は、次のいずれかの方法で行います。
インポートするソース・オブジェクトに一致する、宛先の名前付オブジェクトを再利用する。 宛先環境にまだ存在していないオブジェクトがある場合は、インポート・プロセスによって作成されます。 一致するソース・オブジェクトは変更されません。
たとえば、パフォーマンス・メジャー1および2を含むプラン・コンポーネントAがインポートに含まれています。 プラン・コンポーネントAは存在しますが、パフォーマンス・メジャー1のみが含まれます。 インポートでは、プラン・コンポーネントAの定義がパフォーマンス・メジャー2を含むように変更されることはありません。 パフォーマンス・メジャー2は新規であるため、インポートによって作成されますが、プラン・コンポーネントAには追加されません。-
プランのインポート時には、常に名前付オブジェクトを作成する。 オブジェクトがすでに存在する場合、名前に接尾辞が追加された新しい複製が作成されます。
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文字列を別の文字列に置換するようにインポート時に指示できます。これは、プランのフィールド(「名前」、「表示名」、「摘要」)およびプラン・コンポーネントなどのすべての子オブジェクトに適用されます。 たとえば、新しい会計年度の場合は、FY22をFY23に置き換えます。
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インポートを発行します。
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宛先環境の既存のオブジェクトと新しいオブジェクトを区別する別の方法は、プリフィクスまたはサフィクスを指定する方法です。 インポート・プロセスは、インポート時に作成されたすべての名前付オブジェクトの先頭または末尾に、文字列を追加します。
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インポート中に作成されたすべての名前付きオブジェクト(プラン・オブジェクトと子オブジェクト)に対して、新しい開始日と終了日を入力できます。 これには、プラン、プラン・コンポーネント、パフォーマンス・メジャーおよびクレジット・ファクタが含まれます。
プランのインポート・プロセス結果のレビュー
「報酬プラン・インポート・プロセスの管理」ページの「検索結果」セクションで、インポート・ログ・ファイルを表示します。
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一般情報(プロセスの開始日時と終了日時など)
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インポート要求を発行したユーザーの名前
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プロセス全体のステータス
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インポートされたプラン・オブジェクトのリスト
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再利用および上書きされたプラン・オブジェクトのリスト
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除外されたプラン・オブジェクトと除外理由のリスト