データ・エンリッチメントのためのOracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)の構成の概要
Oracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)を使用して、組織(アカウント)および個人(担当者)のデータをエンリッチできます。 Oracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)では、世界中の300百万を超える会社と100百万を超える担当者の最新データが取得されます。
データ・エンリッチメントを行うことで、既存の組織(アカウント)および個人(担当者)のデータの品質が向上し、追加情報でデータがエンリッチされます。 営業担当は組織(アカウント)および個人(担当者)をリアルタイムでエンリッチでき、データ・スチュワードは「データ・エンリッチメント」作業領域のバッチ・データ・エンリッチメントを使用して、または手動で一括インポートおよびエクスポートを使用して、一括でデータをエンリッチできます。 さらに、Oracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)から新しい組織(アカウント)および個人(担当者)のデータをダウンロードすることもできます。
バッチ・データ・エンリッチメントの構成方法
バッチ・データ・エンリッチメント・オプションでは、「データ・エンリッチメント」作業領域でバッチ・プロセス・ジョブを作成および送信することでデータを一括でエンリッチできます。 このエンリッチメント・プロセス・フローを構成するには、次のステップを完了する必要があります。
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Oracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)ユーザーを作成し、適切な権限を割り当てます。
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CDM CloudとOracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)の統合を構成します。
ユーザーの作成の詳細は、「関連トピック」の項を参照してください。 Customer Data Management CloudとAccount and Contact Enrichment by Dun & Bradstreetの統合を構成し、「データ・エンリッチメント」作業領域でバッチ・データ・エンリッチメントを実行するステップを次に示します。 エンリッチメントを構成するには、「Oracle Data as a Serviceとの統合の管理」タスクではなく、「データ・エンリッチメント統合の管理」タスクを使用します。 「Oracle Data as a Serviceとの統合の管理」タスクは、今後のリリースではサポートされません。
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設定ユーザーとしてCustomer Data Management Cloudにサインインします。
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「設定および保守」にナビゲートします。
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「タスク」サイド・パネルをクリックして開き、「検索」をクリックします。
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「データ・エンリッチメント統合の管理」タスクを検索して移動します。
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「データ・エンリッチメント統合の管理」で次の情報を入力します。
「DaaS資格証明」セクションで「OAuth認証」を選択します。
機密アプリケーションの追加とクライアントIDおよびクライアント・シークレットの取得の詳細は、『Oracle Identity Cloud Serviceの管理』ガイドの「機密アプリケーションの追加」の項を参照してください。ノート: 機密アプリケーションの追加ウィザードの「クライアント」ページの承認セクションで、リソース所有者、「クライアント資格証明」、承認コードを選択し、許可されている付与タイプとして「リフレッシュ・トークン」を選択します。 リダイレクトURLは空白のままにします。ノート:URLについては、「ようこそ」Eメールおよびクラウド・コンソールに記載されているインスタンス・アドレスの末尾から/data/uiを削除します(例: https://mydataservice-myidentitydomain.data.us2.oraclecloud.com)。 -
「保存してクローズ」をクリックします。
設定プロセスの詳細は、「関連トピック」の項の「バッチ・データ・エンリッチメントの設定」を参照してください。
販売アカウントおよび営業担当者のデータのエンリッチ
顧客データ管理には、バッチ・エンリッチメント・プロセスを使用してOracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)から販売アカウントおよび営業担当者のデータをエンリッチするための、データ属性の事前構成済マッピング(自動マッピング)が用意されています。 販売アカウントおよび営業担当者の属性とOracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)属性とのこのマッピングをOracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)で表示できます。 この事前定義済マッピングの詳細は、「関連トピック」の項の「マッピングについて」のトピックを参照してください。
販売アカウントまたは営業担当者の属性を、選択したOracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)属性にマップできます。 たとえば、販売アカウントの通貨属性をエンリッチしたり、営業担当者の競合会社属性をエンリッチできます。 定義済マッピングでまだマップされていない追加属性をエンリッチする場合は、カスタム属性を作成し、これらのカスタム属性を使用してインポート・マッピングを作成する必要があります。 カスタム属性は、アプリケーション・コンポーザを使用して作成します。 カスタム属性の作成の詳細は、『アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドを参照してください。
それぞれの販売アカウントおよび営業担当者オブジェクトについて1つ以上のインポート・マッピングを作成できます。 顧客データ管理には、販売アカウントおよび営業担当者オブジェクトのデータ・エンリッチメントを管理するためのプロファイル・オプションのセットが用意されています。 これらのプロファイル・オプションを使用して、データ・エンリッチメント中に販売アカウントおよび営業担当者オブジェクトのインポート・マッピングを選択できます。 すべてのバッチ・データ・エンリッチメント要求および同期化ジョブで、選択したインポート・マッピングが使用されます。
要約すると:
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インポート・マッピングを作成します。
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プロファイル・オプションを使用して、販売アカウントまたは営業担当者オブジェクトのインポート・マッピングを選択します。
インポート・マッピングの作成:
前提条件: インポート・マッピングを作成する前に、アカウントまたは担当者のシード済マッピングを含むソース・ファイルが必要です。 Oracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)からアカウントまたは担当者のデータをエクスポートでき、これをその後、新しいマッピングを作成するためのソース・ファイルとして使用できます。
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に移動します。
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「インポート・オブジェクト」タブをクリックします。
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必要なオブジェクトを選択します。 たとえば、「アカウント」を選択できます。
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「インポート・マッピングの作成」ボタンをクリックします。
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「ファイル・インポート・マッピング」フィールドで名前を指定します。
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をクリックします。
Oracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)からダウンロードしたテンプレート・ファイルを選択します。
ソース・ファイル内のOracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)属性のリストが、「フィールドのマップ」セクションの下にある「ソース・ファイル」の表に表示されます。
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「ソース・ファイル」セクションの「検索」フィールドに、必要なOracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)属性の名前を入力します。
検索基準と一致するすべての属性が「列ヘッダー」の下に表示され、それらの値が「値の例」の下に表示されます。
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同様に、「ターゲット属性」セクションの「検索」フィールドに、新しく作成したカスタムCDM Cloud属性の名前を入力します。
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「ターゲット属性」リストから、必要なOracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)属性に対応する「属性表示名」フィールドにCDM Cloud属性をドラッグ・アンド・ドロップします。 必要な属性すべてについて、このステップを繰り返します。
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「保存してクローズ」をクリックします。
プロファイル・オプションを使用したマッピングの選択: インポート・マッピングを作成したら、プロファイル・オプションのセットを使用して、データ・エンリッチメント用に新しく作成したマッピングを選択できます。
プロファイル・オプションにアクセスするには、次のステップを実行します。
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作業領域をクリックします。
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「タスク」メニューをクリックし、「検索」をクリックします。 管理者プロファイル値の管理タスクを検索して開きます。
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必要に応じて、次のプロファイル・オプションを検索して設定します。
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アカウント・エンリッチメント・マップ(ORA_ZCH_ACCOUNT_BATCH_ENRICHMENT_IMPORT_MAP): アカウント・オブジェクトのインポート・マッピングを選択します。
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追加名エンリッチメント・マップ(ORA_ZCH_ADDITIONAL_NAME_BATCH_ENRICHMENT_IMPORT_MAP): 追加名のインポート・マッピングを選択します。
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追加識別子エンリッチメント・マップ(ORA_ZCH_ADDITIONAL_IDENTIFIER_BATCH_ENRICHMENT_IMPORT_MAP): 追加識別子オブジェクトのインポート・マッピングを選択します。
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分類エンリッチメント・マップ(ORA_ZCH_CLASSIFICATION_BATCH_ENRICHMENT_IMPORT_MAP): 分類オブジェクトのインポート・マッピングを選択します。
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住所エンリッチメント・マップ(ORA_ZCH_ADDRESS_BATCH_ENRICHMENT_IMPORT_MAP): 住所オブジェクトのインポート・マッピングを選択します。
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連絡先エンリッチメント・マップ(ORA_ZCH_CONTACT_POINT_BATCH_ENRICHMENT_IMPORT_MAP): 連絡先オブジェクトのインポート・マッピングを選択します。
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これらのプロファイル・オプションのプロファイル値フィールドには、自動マッピングに加えて既存のインポート・マッピングのリストが表示されます。 デフォルトでは、自動マッピング・オプションが選択されています。 すでに作成されているインポート・マッピングを選択できます。 この時点以降に発行されたすべてのバッチ・エンリッチメント要求および同期化ジョブでは、新しく選択したマッピングが使用されます。
手動データ・エンリッチメントの構成方法
Oracle Customer Data Managementには、Oracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)から組織(アカウント)および個人(担当者)のデータをインポートするための、データ属性の事前構成済マッピングが用意されています。 これらのマッピングに含まれない追加の属性が必要な場合は、カスタム・マッピングを作成し、そのマッピングを使用してデータを手動でインポートする必要があります。
Oracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)での新しいマッピングの作成の詳細は、「関連トピック」の項の「新しいマッピングの作成」を参照してください。
Oracle Account and Contact Enrichment by Dun & Bradstreet (D&B)からの手動データ・エンリッチメントの詳細は、「関連トピック」の項の「手動データ・エンリッチメント」を参照してください。