グローバル関数でのユーティリティ・コードの定義
グローバル関数は、複数のオブジェクトが共有するコードに役立ちます。 グローバル関数を呼び出すには、関数名の前にadf.util.プレフィクスを付けます。
関数を定義する場合は、戻り値を指定し、必要に応じて、呼び出し元が呼び出されたときに渡す必要がある1つ以上の型付きパラメータを指定できます。
関数の戻り値およびパラメータの最も一般的な型は次のとおりです:
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String
: テキスト値 -
Boolean
: 論理true
またはfalse
値 -
Long
: ±2の範囲の整数値63-1 -
BigInteger
: 任意の精度の整数 -
Double
: ± 1.79769313486231570 x 10308の範囲の浮動小数点の10進数値 -
BigDecimal
: 任意の精度の10進数 -
Date
: オプションの時間コンポーネントを含む日付値 -
List
: オブジェクトの順序付けられたコレクション -
Map
: 名前/値のペアの順序付けされていないコレクション -
Object
: 任意のオブジェクト
また、関数は、値を返さないことを示すvoid
戻り型を定義できます。
たとえば、次の2つのグローバル関数を作成して、groovyスクリプトのブロックの開始を記録し、診断メッセージを記録する標準ヘルパー・ルーチンを定義できます。 このドキュメントの後半の例では、これらを使用します。
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関数名:
logStart
-
戻りタイプ:
void
-
パラメータ:
scriptName String
関数定義
// Log the name of the script
println("[In: ${scriptName}]")
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関数名:
log
-
戻りタイプ:
void
-
パラメータ:
message String
関数定義
// Log the message, could add other info
println(message)