検証、トラブルシューティングおよび分析のための診断テストの実行
エラーが発生したとき、ヘルプ・デスクに協力を依頼する前に、診断テストを実行して自分で診断を試みることができます。
診断テストを使用して、実際の問題が発生する前に、予防的な措置を実施したり、問題が起きる可能性を特定することも可能です。
ヘルス・チェック
この例では、大量のタスクを開始する前にデータが正常であることを検証する診断テストを実行します。
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一般会計マネージャとして、データのチェック、設定および構成の診断テストを定期的に、特に期間クローズの前に実行します。
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「診断ダッシュボード」を開き、一般会計誤分類勘定科目検証テストを実行し、すべての勘定科目が正しく分類されていることを確認します。
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テスト結果を確認し、勘定科目が期間クローズ・プロセスに問題がないかどうかを確認してください。
トラブルシューティング
この例では、トラブルシューティング・プロセスを開始するための診断テストを実行します。
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一般会計マネージャとして、期間クローズ・プロセスで問題に遭遇しました。
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「診断ダッシュボード」を開き、タグを使用して診断テストを検索します。ここでは、「財務管理」と「レポート」をタグ名とします。
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検索結果から、「元帳のクローズ」というタグ値のテストを探します。
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適切なテスト、「一般会計クローズ検証」を検索して実行します。
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診断テストの結果に、ユーザー自身では修正できない問題点が示されることがあります。これは設定、構成またはデータ整合性の検証エラーです。 この例では不完全な会計設定です。
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診断テスト結果についてヘルプ・デスクに通知し、問題点を報告します。
テスト結果に検証エラーがなく、自分で修正できない問題がある場合は、インシデントを送信できます。 ヘルプ・デスクはインシデントをレビューして、問題の原因を特定します。
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ヘルプ・デスクは問題のトラブルシューティングを行い、修正を提案して、テストの再実行を求めます。
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問題なくテストが完了するまで、4から7のステップを繰り返します。
データ分析
この例では、分析するデータを修正するための診断テストを実行します。
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購買を担当するエージェントとして、特定の購買文書で差異に気づきました。
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ヘルプで購買文書に関連する情報を検索し、該当するトラブルシューティング情報があるかどうか確認します。 事前定義済の診断テストのリストを検索し、該当する診断テストがあるかどうか確認します。
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「診断ダッシュボード」を開き、適切なテストを実行します: 「購買文書ライフサイクルの管理 - 検証」。
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特定の購買文書に関する詳細がすべて含まれる、テスト結果を確認します。
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相違の原因を特定し、問題点を自身で解決します。