財務レポート・センターの概要
財務レポート・センターは、財務エンド・ユーザーが7つのレポート・タイプすべてにアクセスするための主要なユーザー・インタフェースとなることが意図されています。
財務レポート・センター
財務レポート・センターには、Financial Reporting Web Studioレポート、勘定科目グループおよびサンバースト、スマート・ビュー・レポート、Oracle Transactional Business Intelligence分析、Oracle Transactional Business Intelligenceダッシュボード、Oracle Analytics Publisherレポート、ビジネス・インテリジェンス・モバイル・アプリというレポート・タイプがあります。 その他のレポート・ツールを使用して、同じ7つのレポート・タイプを実行することもできます。
この図は、財務レポート・センターで使用できるレポート・タイプを示しています。
レポートには様々な方法でアクセスできます。 ただし、財務レポート・センターはすべてのタイプのレポートへのアクセスを提供し、財務エンド・ユーザーの主要なユーザー・インタフェースとなることが意図され、タブレットやスマートフォンに適しています。 レポートにアクセスするだけでなく、お気に入りの追加、タグの定義、タイプや最終更新日などのレポート詳細の表示を行うことができます。
財務レポートは、「共有」→「カスタム」→「財務」および「マイ・フォルダ」ディレクトリから読み取られます。 他のすべてのレポート・タイプはBIカタログの任意の場所に保存できますが、ユーザー定義のコンテンツは「共有」→「カスタム」フォルダにある必要があります。 サブフォルダは「共有」→「カスタム」フォルダに作成できます。
7つのタイプのレポートを財務レポート・センターおよびその他のレポート・ツールから実行できます。
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財務レポート: これらのレポートは、Oracle General Ledger残高キューブのデータを使用してOracle Financial Reporting Web Studioから作成されます。 たとえば、会社の損益計算書や貸借対照表などです。 これらのレポートは、主に一般会計でユーザーが実行します。
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勘定科目グループおよびサンバースト: 勘定科目グループは、一般会計で重要な勘定科目をモニターするために使用されます。 ユーザーが勘定科目グループを作成すると、財務レポート・センターでサンバースト・ビジュアライゼーション・ツールを使用して表示できるようになります。 サンバースト・ビジュアライゼーション・ツールによって、様々なビジネス・ディメンションにわたって勘定科目残高を操作し、異なるパースペクティブから残高を表示できます。 勘定科目グループは、一般会計でのみ使用します。
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スマート・ビュー・レポート: スマート・ビューは、Excelの全機能と結合されたマルチディメンション・ピボット分析ツールです。 スマート・ビューによって、対話形式で残高を分析し、使い慣れたスプレッドシート環境を使用してレポートを定義できます。 これらの問合せは、主に一般会計でのユーザー用です。 スマート・ビュー問合せを共有するには、ユーザーは他のユーザーに問合せをEメール送信するか、ユーザーが問合せをローカル・ドライブにダウンロードして使用できる財務レポート・センターに問合せをアップロードします。 財務レポート・センターは、ユーザーがスマート・ビュー問合せをアップロードおよびダウンロードできる唯一の場所です。
ノート: スマート・ビュー・レポートを財務レポート・センターにアップロードするには、「財務レポートのワークスペースをオープン」タスクを選択し、BIカタログに移動して、「タスク」セクションにある「アップロード」を選択します。 前述したフォルダの場所のいずれかにExcelファイルをアップロードしてください。 -
Oracle Transactional Business Intelligence分析: これらの分析およびレポートは、サブジェクト領域を使用してトランザクション表から作成されます。 これらのレポートは、一般会計、買掛/未払金、売掛/未収金、資金管理、会社間などでユーザーが実行できます。
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Oracle Transactional Business Intelligenceダッシュボード: ダッシュボードによって、ビジネス・ユーザーがジョブを実行するために必要なすべての情報、機能および処理が1箇所に出力されます。 ダッシュボードは、分析やレポートなどのOracle Transactional Business Intelligenceオブジェクトから作成されます。 これらのレポートは、一般会計、買掛/未払金、売掛/未収金、資金管理、会社間などでユーザーが実行できます。
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Oracle Analytics Publisherレポート: これらのレポートのほとんどは事前定義されており、最初に発行され、Oracle Enterprise Schedulerによって「スケジュール済プロセス」ナビゲーションから、最新データを表示するために再発行される必要があります。 これらのレポートは、一般会計、買掛/未払金、売掛/未収金、資金管理、会社間などでユーザーが実行できます。
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BIモバイル・アプリ: Oracle Business Intelligence Mobile App Designerは、iPhone、iPad、Android携帯、タブレットなどのモバイル・デバイス用に、優れた対話性、ビジュアライゼーションおよびメディアでマルチタッチ情報駆動のアプリケーションを作成できるようにするアプリケーションです。 これらのレポートは、一般会計、買掛/未払金、売掛/未収金、資金管理、会社間などでユーザーが実行できます。
その他のレポート・ツール
その他の6つのツールを財務のレポートで使用できます。
次の表は、その他のレポート・ツールとサポートされるレポートのタイプを示しています。
その他のレポート・ツール |
レポート・タイプ |
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一般会計ダッシュボードおよび勘定科目インスペクタ |
勘定科目グループ |
レポートおよび分析 |
Oracle Transactional Business Intelligenceオブジェクト |
BIカタログ |
すべてのレポート・タイプ(Oracle Analytics Publisherレポートを除く) |
エンタープライズ・パフォーマンス・マネジメント・ワークスペース |
レポート、台帳、スナップショット・レポート、スナップショット台帳、財務レポート・バッチ、バッチ・スケジューラ |
エンタープライズ・スケジューラ・システム |
Oracle Analytics Publisherレポート |
財務レポート・センターは財務エンド・ユーザーのレポート・ニーズのための主要なユーザー・インタフェースとなるように設計されていますが、ユーザーによっては次のように、その他の6つのツールのいずれかを財務でのレポート用に使用することを選択する場合があります。
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勘定科目グループにアクセスできる一般会計ダッシュボード: 勘定科目モニターを使用して重要な勘定科目残高をリアルタイムで効率的にモニターおよび追跡します。
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勘定科目インスペクタ: 基礎となる仕訳および補助元帳トランザクションへのドリルダウンによって、勘定科目グループおよび財務レポートから非定型問合せを実行します。
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レポートおよび分析: このレポート・ツールには、BIカタログのフォルダ構造を反映したパネルがあります。 ユーザーは、Oracle Transactional Business Intelligenceの分析、レポートまたはダッシュボードにアクセスして実行できます。 ユーザーは、このインタフェースから事前定義済財務レポートまたはOracle Analytics Publisherレポートを実行できません。 このインタフェースは、すべての財務ユーザーが使用できます。
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BIカタログ: すべてのレポート・タイプ(事前定義済Oracle Analytics Publisherレポートを除く)を実行できる、エンタープライズ・パフォーマンス・マネジメント・ワークスペースのコンポーネント。
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エンタープライズ・パフォーマンス・マネジメント・ワークスペース: レポート、台帳、スナップショット・レポート、スナップショット台帳、財務レポート・バッチ、バッチ・スケジューラを作成し、自動的に実行してEメール送信するようにバッチをスケジュールします。
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エンタープライズ・スケジューラ・システム: Oracle Analytics Publisherレポートのみをこのインタフェースから発行できます。 ユーザーは、「ツール」→「スケジュール済プロセス」に移動することによりこのインタフェースにアクセスします。 ほとんどの財務ユーザーは、一般会計、買掛/未払金、売掛/未収金などの標準レポートを実行するために、このインタフェースへのアクセス権があります。