調達での契約製造の統合

契約製造が有効になっている場合、契約製造サービス品目の調達トランザクションを処理できます。

調達トランザクションでの契約製造の統合に関する重要な側面には、次の事項が含まれます。

調達を契約製造フローに適合させる方法。
購買に対する要求を送信する方法。
購買依頼で指定される契約製造の詳細。
購買オーダーで指定される契約製造の詳細。

契約製造における調達のロール

契約製造サービス品目の調達は、計画調達およびバック・トゥ・バック・オーダー履行フローでサポートされます。一般的なフローは、次のように要約されます。

Oracle Fusionサプライ・チェーン・オーケストレーションは、購買リクエストWebサービスを呼び出して、契約製造サービス品目のOracle Fusion Cloud Procurementにリクエストを送信します。
購買要求Webサービスが要求を受け入れ、該当する品目に対する外部管理の購買依頼を作成します。
購買依頼から自動または手動で購買オーダー(PO)が生成されます。
作業定義を添付したPOが契約製造業者(CM)に通信されます。

購買依頼の契約製造の詳細

外部管理の契約製造購買依頼は、Oracle Self Service Procurementで表示することはできません。購買依頼が自動的にPOに変換されない場合、Oracle Purchasingで購買依頼の情報を表示できます。「購買依頼のプロセス」ページで、手動で処理する必要がある契約製造購買依頼を検索できます。検索基準として、「製品」と「作業オーダー」を使用できます。契約製造購買依頼をレビューする際は、通常の購買依頼情報に加え、次の詳細も確認できます。

「明細タイプ」は「商品」に設定されています。
「搬送先タイプ」は「在庫」に設定されています。
「組織」は契約製造組織に設定されています。
「品目」は契約製造サービス品目に設定されています。
購買依頼明細の「品目摘要」に、「これは契約製造トランザクションです。」というテキストが表示された情報アイコンが示されています。
情報アイコンで、ダイアログが開き、製品と作業オーダーの情報が表示されます。

また、「購買依頼明細の表示」ページを使用して、契約製造購買依頼の詳細も確認できます。

購買オーダーの契約製造の詳細

POの一般ヘッダー情報で、次の契約製造の詳細を確認できます。

「サプライヤ」は契約製造業者に設定されています。
「サプライヤ・サイト」は契約製造業者の事業所に設定されています。

PO明細情報で、次の契約製造の詳細を確認できます。

「明細タイプ」は「商品」に設定されています。
「搬送先タイプ」は「在庫」に設定されています。
「品目」は契約製造サービス品目に設定されています。
「摘要」に、「これは契約製造トランザクションです。」というテキストが表示された情報アイコンが示されています。
情報アイコンで、ダイアログが開き、製品と作業オーダー番号が表示されます。
「組織」は契約製造業者の製造施設に設定されています。
作業定義文書が明細に添付されます。

POスケジュール情報で、次の契約製造関連の詳細を確認できます。

「搬送先タイプ」は「在庫」に設定されています。
作業オーダー番号。

POをサプライヤに通信する際は、それに契約製造、製品および作業オーダーの情報が含まれます。これは、通信方法がPDF、Eメール、FAXまたは印刷の場合に当てはまります。

契約製造関連のPOは、製品および作業オーダー番号を使用して検索できます。

契約製造に関する詳細は、Oracle SCM Cloud Manufacturing and Supply Chain Materials Managementの実装ガイドを参照してください。