情報テンプレートの使用方法
情報テンプレートは、ユーザーから追加情報を収集するために使用されます。 情報テンプレートは、品目、カテゴリまたは要求フォームに割り当てることができます。
情報テンプレートは、要求フォームの作成時に、ユーザーから必要な情報を収集する目的で、要求フォームに追加属性を追加する柔軟性を提供するために使用されます。 情報テンプレートは、品目マスター品目および購買カテゴリにも適用できます。
要求フォーム、品目またはカテゴリに関連付けられた情報テンプレートに入力されたデータは、購買依頼の承認後、ダウンストリーム製品(購買など)で添付として使用できます。 カタログ管理者は、情報テンプレートの作成時に、添付がサプライヤに使用可能であるかバイヤーに使用可能であるかを決定する添付カテゴリを選択します。
情報テンプレートの使用方法
情報テンプレートは、調達ビジネス・ユニットで作成され、その調達BUからサービスを提供される購買依頼発行ビジネス・ユニットが使用できます。 購買依頼発行BUが複数の調達BUによってサービスを提供され、複数のサービス・プロバイダが情報テンプレートを品目またはカテゴリに割り当てている場合は、すべてのサービス・プロバイダの調達BUからの、適用可能な情報テンプレートが返されます。
ユーザーは、情報テンプレートが関連付けられている品目または要求フォームを使用できる場合、情報テンプレートを使用できます。
調達カタログ管理者は、要求フォームで容易に特定できるように、一意の情報テンプレート名を定義できます。 情報テンプレートのヘッダー情報により、ユーザーは、一意の情報テンプレート名で情報テンプレートを作成するときに、一意でない表示名を指定できます。 たとえば、複数の調達BUが、ビジネス・カード情報を収集するための情報テンプレートを保持できます。 同じ表示名、ビジネス・カード情報をこれらの情報テンプレートで使用して、Oracle Self Service Procurementでの表示時にこれらのテンプレートの目的を示すことができます。 調達カタログ管理者は、情報テンプレート・セクションの摘要またはインストラクション・テキストを定義して、フォームの入力方法に関する特定のインストラクションをユーザーに提供することもできます。
情報テンプレートは、参照されない場合にのみ削除できます。 情報テンプレートは、いずれかの購買依頼明細(完了済または未完了状態)に適用されている場合、参照されるとみなされます。 これは、現在使用中の情報テンプレートを削除しないようにするためです。
情報テンプレートは、削除されると、「情報テンプレートの管理」ページで返されなくなります。
属性の追加方法
情報テンプレートの属性は、付加フレックスフィールドとして保持されます。
属性を最初に付加フレックスフィールド・アプリケーションで設定する必要があり、カタログ管理者は、付加フレックスフィールドのコンテキストを「情報テンプレートの作成」ページおよび「情報テンプレートの編集」ページで指定して、属性のリストを適用します。
たとえば、カタログ管理者は、次のコンテキスト依存フィールドで、ビジネス・カード・マーケティングというコンテキストを設定します。
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ジョブ・タイトル
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組織
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オフィス・ロケーション
この後、情報テンプレートを作成するときに、カタログ管理者は「属性リスト」フィールドにビジネス・カード・マーケティングというコンテキストを指定でき、これにより、属性が情報テンプレートに関連付けられます。
既存の情報属性は、購買などのダウンストリームで添付として保持されます。
付加フレックスフィールドでサポートされている属性
付加フレックスフィールドでは、次の属性タイプがサポートされています。
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テキスト: 付加フレックスフィールドを使用して、情報テンプレートに追加するテキスト属性を設定できます。 たとえば、調達カタログ管理者は、ビジネス・カードをオーダーする場合に関連情報の収集に使用する、ビジネス・カード情報USAという情報テンプレートを作成できます。 テキスト・タイプ・フィールドの例には、「名前」、「タイトル」、「住所」などがあります。
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番号: 調達カタログ管理者は、付加フレックスフィールドを使用して、情報テンプレートで使用する番号タイプの属性を作成できます。 たとえば、地域コード、電話番号、市外局番などです。
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標準日付、標準日時および時刻: 調達カタログ管理者は、付加フレックスフィールドを使用して、情報テンプレートで使用される日付書式属性を定義できます。 これにより、グローバリゼーション要件に従った自動日付書式設定が可能になり、たとえば、09/01/2007は米国では2007年9月1日を意味するが、その他の国では2007年1月9日を意味するなどのことに対応できます。
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値リスト: 付加フレックスフィールドを使用して、値セットを値リストとして情報テンプレートに追加できます。 属性を値リストとして実装すると、これらのフィールドに入力できる値を強制できます。 たとえば、住所の一部として、適用可能な国のみを含む値リストとして「国」フィールドを実装できます。
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選択リスト: 値リストと同様に、選択リストでも値セットが利用されます。
終了日
調達カタログ管理者は、情報テンプレートで終了日を指定できます。 情報テンプレートは、システム日付が終了日以降の場合、非アクティブとなります。
情報テンプレートは、非アクティブの場合、(この情報テンプレートが割り当てられた)品目が購買依頼に追加されても適用されません。 この情報テンプレートに関連付けられた明細で作成された購買依頼には、引き続き情報テンプレートの情報が表示されます。
未完了の購買依頼の場合、非アクティブな情報テンプレートは購買依頼が取得された時点で使用できません。
コピーされた購買依頼や取り下げられた購買依頼の場合も、購買依頼がコピーまたは再発行された時点で情報テンプレートが非アクティブの場合、情報テンプレートは使用できません。