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場所情報

すべての税制には、場所または地理に関する情報が必要です。 税金決定プロセスの税務処理基準内の決定要素に対して場所情報を使用します。 また、税制、税金地理および税管轄区域を定義する際にも、場所情報を使用します。

場所または地理に関する情報は、次の項目を決定するために必要です。

  • 税金が適用される場所

  • 商品が次のような場合に、トランザクションに適用される税務処理基準。

    • 別の国への配送

    • 欧州共同体(EC)などの経済地域内外への配送

  • 具体的に地域とは何か。たとえば、

    • 米国売上税および使用税の場合は、市区町村、郡および州

    • カナダの場合は、州

これらの要件をサポートするには、地理リージョンと税金ゾーンを定義して使用します。 地理リージョンと税金ゾーンは、トランザクションおよびトランザクションに関連する情報に使用する概念モデルを提供します。

次のタイプの場所が、税金目的のためにサポートされています。

  • 国情報

  • 地理要素

  • 税金ゾーン

国情報

税金関連の住所のすべての場所で、国は必須フィールドです。 国フィールドでは、事前定義済のISO 3166の国名と2文字の国コードでサポートされています。 国名とコードの詳細は、http://www.iso.org/iso/english_country_names_and_code_elementsを参照してください。

国はすべての税関連住所の場所と切り離せない部分であるため、取引先コミュニティ・モデルの地理の特定の地理レベルとして国を設定しないでください。

ヒント: 可能なかぎり、地理の最上位レベル(通常は国)を使用してください。

地理要素

地理要素を取引先コミュニティ・モデルの地理の一部として定義します。 これにより、地理および住所の使用方法を管理します。 Oracle Fusion Taxでは通常、次の機能を使用します。

  • 地理または税金ゾーン

  • 地理レベル

  • 住所管理

  • 地理名参照

地理レベルを使用して、国内で使用する地理のレベルを定義します。 これは、税金目的で参照される住所の関連要素にすぎません。 たとえば、州、郡、市区町村は米国売上税および使用税に使用されます。 英国の郡は税の観点から関係ないため、設定する必要はありません。

ヒント: 米国売上税および使用税の郡や市区町村など、税金目的のために住所要素が必要な場合は、取引先コミュニティ・モデルの地理内でこれらの住所レベルを必須として設定します。 このようにして、該当するすべての住所に、これらの要素が確実に存在するようにします。 また、住所レベルを必須に設定すれば、修正された住所や新しく該当するようになった住所が検証されて、そのレベルが確実に導出または入力されるようになります。移行する住所を設定する際には、必須レベルが存在することを確認してください。 これを検証して、移行プロセスの一環として住所レベルを追加する必要があります。

取引先コミュニティ・モデルの地理内の地理名参照プロセスでは、地理設定で定義されたレベルに特定の住所がリンクされます。 通常、このプロセスは自動です。 ただし、問題が発生した場合は、このプロセスをトリガーして、該当するレベルにすべての住所が正しくリンクされるようにする必要がある場合があります。

税金ゾーン

税金の計算中に地理要素のグループを識別する必要がある場合は、税金ゾーン機能を使用します。 税金ゾーンは、取引先コミュニティ・モデルの地理の一部として定義されます。

たとえば、ECでは、商品やサービスがEC域内で提供されているかどうかを把握することが重要です。 税金ゾーン機能を使用して、ECのメンバーシップ、および国がメンバーになった日付を定義する税金ゾーンを作成します。

ヒント: 複数の状況で使用できる税金ゾーン・タイプを作成するために、汎用的な税金ゾーンを作成してください。 たとえば、ECを識別するために必要な税金ゾーン・タイプの場合は、経済共同体や貿易協定が税金決定に影響する他の状況が発生しても使用できるような汎用的な税金ゾーン・タイプを、すべての経済コミュニティに対して作成します。または、税金ゾーン機能を使用して郵便番号をグループ化し、市区町村や郡など、一部の上位レベルの税リージョンを識別できる有用なグループを用意することもできます。