顧客契約ビジネス・ユニットの設定
「設定および保守」作業領域にナビゲートし、「顧客契約管理ビジネス機能プロパティの指定」タスクを検索して使用すれば、特定のビジネス・ユニットの顧客契約に対して広範なビジネス機能設定を指定できます。
これらのビジネス機能の選択内容は、契約オーサリング時のOracle Enterprise Contractsの動作方法に影響します。
「顧客契約管理ビジネス機能プロパティの指定」タスクを使用して、次のビジネス機能プロパティを管理します:
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関連アカウントの有効化
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通貨換算詳細の設定
ノート: ビジネス機能の割当設定タスクでビジネス・ユニットに割り当てられた元帳から自動的に移入されない場合は、顧客またはサプライヤのビジネス機能プロパティ・ページでデフォルト通貨を選択する必要があります。 -
プロジェクト請求オプションの管理
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条項採番の設定
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契約条件ライブラリの設定
契約条件ライブラリで使用可能な設定オプションは顧客契約とサプライヤ契約の両方に適用でき、契約条件ライブラリのビジネス・ユニット設定のトピックで説明されています。 そのトピックは、このトピックに対する関連するリンクとして使用できます。
関連顧客アカウントの有効化
契約作成者は、契約パーティの請求先、出荷先、およびその他のアカウントを指定できます。 以前に契約パーティに関連付けられていたアカウントを選択可能にする場合は、関連する顧客アカウント・オプションを有効にします。
通貨換算オプションの管理
組織がプロジェクト関連のビジネスを複数の通貨で取引する予定の場合は、複数通貨オプションを選択します。 これにより、ビジネス・ユニットの元帳通貨から導出された契約通貨を契約の作成者が上書きできます。 またこれにより、請求トランザクション通貨から契約通貨に、および請求書通貨から元帳通貨に換算するときに使用する通貨換算属性を契約作成者が指定できるようになります。
「請求トランザクション通貨から契約通貨」リージョンで、このビジネス・ユニットが所有するすべての契約で、請求トランザクション通貨から契約通貨にトランザクション金額を換算するために通常使用する通貨換算詳細を入力します。 新しく作成された契約には、デフォルトの通貨換算値が含まれていますが、必要に応じて、任意の契約の値を上書きできます。
「請求書通貨から元帳通貨」リージョンで、次のようにします:
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請求書通貨と元帳通貨が異なる可能性がある場合は、請求書トランザクション換算詳細を入力します。
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発生時およびレートベースの収益の収益通貨と元帳通貨が異なる可能性がある場合は、収益トランザクション換算詳細を入力します。
プロジェクト請求オプションの管理
「プロジェクト請求」リージョンで選択できるオプションにより、プロジェクトベースの作業を伴う契約のプロジェクト請求および収益認識の動作を管理します。 プロジェクト請求は、外部契約(顧客請求)または会社間およびプロジェクト間契約(内部請求)で動作が異なる場合があります。
すべての契約に適用される次のオプションを設定します:
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収益会計のイベントおよび仕訳を作成し、収益仕訳を一般会計に転送する場合は、一般会計への収益の転送オプションを選択します。 このオプションを選択しなくても収益は生成できますが、一般会計に転送されません。
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請求書に適用されるクレジット・メモに事由が必要かどうかを指定します。
これらのオプションには、2つのセット(顧客請求用と内部請求用)があります:
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請求書採番方法として「手動」または「自動」を選択します。 請求書採番方法は、プロジェクト請求からドラフト請求書がリリースされたときに、Oracle Fusion Receivablesで請求書の採番に使用される方法です。
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請求書採番方法が「手動」の場合は、許可される売掛/未収金請求書番号のタイプを設定する請求書番号タイプを選択します。 有効な値は、「英数字」および「数値」です。
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請求書採番方法が「自動」の場合は、売掛/未収金請求書番号の生成時に使用する、次の請求書番号を入力します。
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売掛管理への請求書の転送時に使用する売掛/未収金バッチ・ソースを選択します。
このオプションは顧客請求に対してのみ設定します:
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契約作成者が作成する顧客契約の売掛/未収金トランザクション・タイプを契約作成者が手動で入力するかどうかを指定します。
条項採番の管理
条項の採番には手動または自動を選択できます。
自動採番方法を選択する場合は、採番の決定要因レベルを選択する必要があります。 次に、この採番レベルに設定した文書連番から適切な条項連番カテゴリを選択する必要があります。