労務費レートの計算方法
コスト・レートは、支出の直接費をインポートしないかぎり、支出項目の直接費を決定します。
労務費レートの取得元
プロジェクトまたはタスク・レベルで個人、ジョブまたは支出タイプにコスト・レート上書きが存在する場合、上書きレートは各トランザクションのコスト・レート処理に適用されます。
それ以外の場合は、次の順序で労務費ルールおよびレート・スケジュールによって、トランザクションの原価計算ルールが決定されます。
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従業員の労務費計算上書きが支出項目に存在する場合、上書きによってコスト・レートが決まります。 労務費計算上書きの有効日によって、上書きが支出項目でアクティブかどうかが決まります。 労務費計算上書きには、上書き原価レートまたは上書きレート・スケジュールのいずれかを指定できます。
労務支出項目には常に時間単位があります。
労務トランザクションの場合、アプリケーションでは次の順序で労務費計算上書きが検索されます。
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個人とジョブ、組織の組合せ
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個人とジョブの組合せ
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個人
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上書きが存在しない場合、アプリケーションは組織原価計算ルールを使用して非労務費レート・スケジュールを決定します。 原価計算ルールは、組織または組織とビジネス・ユニットの組合せに関連付けることができます。 階層を使用する場合は、支出組織階層の任意のレベルの組織に原価計算ルールを関連付けることができます。
アプリケーションは、次の順序で原価計算ルールを検索し、トランザクション日を含む有効な原価計算ルールが見つかった場合は停止します。
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プロジェクト支出組織およびビジネス・ユニット
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プロジェクト支出組織
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親組織およびビジネス・ユニット
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親組織
アプリケーションは、各親組織およびビジネス・ユニットを参照して階層を上方に進みます。 階層の移動後に組織が見つからない場合は、ビジネス・ユニットに関連付けられた原価計算ルールが使用されます。
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プロジェクト財務管理アプリケーションでは、支出項目のコスト・レートを決定するために原価計算ルールが適用されます。 原価レート・スケジュールを組織労務費計算ルールに関連付けて、原価レートを決定できます。