プロジェクト・ステータス・コンポーネントの連携方法
プロジェクト・ライフサイクルを通過するプロジェクトを追跡するには、プロジェクト・ステータスを使用します。 プロジェクト・アプリケーション管理者は、「プロジェクト・ステータスの管理」タスクを使用して、ビジネス・ニーズを満たす追加ステータスを定義できます。
「プロジェクト・ステータスの管理」タスクを使用して、ワークフロー承認、次の許容ステータス、ステータス管理、進捗ステータスなどのプロジェクト・ステータスの追加機能を定義します。 プロジェクトの実行および財務管理には、次のプロジェクト・ステータスを使用できます:
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ドラフト
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送信済
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アクティブ
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否認済
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クローズ待ち
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クローズ
プロジェクト作成時のデフォルトのプロジェクト・ステータスは次のとおりです:
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財務プロジェクトの場合、プロジェクト作成にテンプレートを使用している場合、プロジェクト・テンプレートに入力されたステータス。
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財務以外のプロジェクトの場合、設定実装オプションに入力されたステータス。
進捗ステータス・タイプは、プロジェクト、タスクまたはリソースの全体の進捗を指定します。 進捗ステータスはレポートに使用され、プロジェクトで何を実行できるかは制御されません。 事前定義済の進捗ステータスは次のとおりです。
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予定どおり
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リスクあり
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問題発生中
ステータス属性
各ステータスは、1つのステータス・タイプと1つのシステム・ステータスに関連付けられます。 オプションで、初期プロジェクト・ステータスおよびワークフローのステータス属性を指定できます。
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ステータス・タイプ: タイプは「プロジェクト」または「進捗」です。
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システム・ステータス: アプリケーションが内部処理に使用する事前定義済のシステム・ステータス。 すべてのステータスを事前定義済のシステム・ステータスにマップする必要があります
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初期プロジェクト・ステータス: プロジェクト・テンプレートでステータスを初期ステータスとして選択できるかどうかを制御します。 初期プロジェクト・ステータスは進捗ステータスには適用されません。
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ワークフロー属性: 承認ワークフローを使用すると、プロジェクト作成とプロジェクト承認を分離できます。 ワークフロー属性は進捗ステータスには適用されません。
プロジェクト・ステータス承認ワークフローには次の属性が含まれます:
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変更受入後のステータス: プロジェクト・ステータス変更の承認後に割り当てられるステータス。
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変更否認後のステータス: プロジェクト・ステータス変更を否認した後に割り当てられるステータス。
ワークフローを却下した後のプロジェクト・ステータスは、現在のステータスと同じにできます。
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ステータス管理
ステータス管理は、特定のプロジェクト・ステータスのプロジェクトに対して許可される処理を決定します。 デフォルトでは、「アクティブ」アプリケーション・ステータスのプロジェクトでは、すべての処理が許可されます。 ステータス管理は進捗ステータスには適用されません。
ステータス管理は、次の処理を制御します:
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トランザクションの修正
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資産の資産計上
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資産計上利息
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間接費トランザクションの作成
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新規トランザクションの作成
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プロジェクト・データの集計
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プロジェクト・チーム・メンバーによるタスク進捗の更新
次許容ステータス
次の許容ステータスは、システム・ステータスを手動で変更するときに、新しいステータスとして使用できるステータスを指定します。 「すべて」がデフォルトの次許容ステータスであり、変更できます。 次の許容ステータスは、進捗ステータスには適用されません。
次の許容ステータスの定義によって、プロジェクト・プロセス・フローが決まります。 たとえば、「リクエスト済」ステータスのプロジェクトでは、ステータスを「アクティブ」または「否認済」に変更できます。 この例は、プロジェクトに可能な2つのプロセス・フローを示しています: 「リクエスト済」から「アクティブ」ステータス、または「リクエスト済」から「否認済」ステータス。
次の4つのオプションは、次の許容ステータスを指定する場合に使用できます:
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All: 現在のステータスは、任意のステータスに変更できます。 すべてがデフォルト値です。
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None: 現在のステータスは変更できません。
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システム・ステータス: システム・ステータスは、次の許容ステータスを制御します。 次に許容されるステータスとなるシステム・ステータスを指定します。
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ステータス名: プロジェクト・ステータスは、次の許容ステータスを制御します。 次に許容されるステータスとなるプロジェクト・ステータスを指定します。