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一括雇用主変更

複数の従業員を同じ雇用主に異動する必要がある場合は、「一括雇用主変更」タスクを使用します。 これにより、単一のバッチで異動が実行されます。

ローカルおよびグローバル異動プロセスを使用して、選択した従業員のアサイメントおよび雇用関係データがソースから宛先雇用関係にコピーされます。 グローバル異動日の時点で、先日付の変更とともにデータがコピーされます。

この種類の異動を実行する際に考慮するいくつかの事項。

  • このタスクを使用して、異なる雇用主から同じターゲット雇用主に個人を異動します。
  • 同じ国または国別仕様の中で雇用主を変更する場合は、このプロセスを使用します。 このタスクを使用して複数の国別仕様をまたいで雇用主を一括変更した場合、給与のデータはコピーされません。 さらに、個人データ要素には国別仕様間でコピーされない要素があり、これらが問題になる場合があります。

    たとえば、個人がオランダからアメリカ合衆国に異動するとします。 オランダでは、婚姻区分は同居です。 米国にはこのステータスがないため、婚姻区分はNULLになります。 ただし、婚姻区分が既婚の場合は、両方の国別仕様でそのステータスがサポートされているので異動時にコピーされます。

  • 共通のソース・アサイメントからの特定のアサイメント属性を上書きして、新しい雇用主に異動される就業者のセットに適用できます。

    たとえば、ビジネス・ユニット、部門および事業所が、これらの属性に含まれる場合があります。 ただし、ジョブ、等級およびポジションなどのアサイメント属性の値は独自であり、宛先アサイメントの就業者ごとに異なる可能性があるため、これらのアサイメント属性は上書きできません。

    詳細は、ヘルプ・センターのHCMエクスペリエンス設計スタジオを参照してください。

  • すべてのタイプの直属の部下が「一括雇用主変更」プロセスの実行中に新しく作成されるアサイメントにコピーされます。
  • 雇用主の一括変更を行う場合、保留中および下書きのパフォーマンス目標が新しいアサイメントに転送されることはありません。 そのため、異動を実行する前に、そのようなパフォーマンス目標の承認が完了していることを確認する必要があります。

  • 次のものがある従業員に対して一括雇用主変更は実行できません:
    • 先日付のグローバル異動またはグローバル臨時アサイメント変更
    • アサイメント変更が関係する承認待ちトランザクション
    • 異動の有効日と同じ雇用関係開始日

転送されるデータ

このタスクでは、次のデータ項目がコピーされます。

データ項目 内容
アサイメント値の上書き

特定のアサイメント属性に対して特定の値を指定できます。 これらの値は:

  1. 異動されるすべての個人に適用されます
  2. ソース・アサイメントの対応する値を上書きします
追加変更 デフォルトでは、このタスクによって、すべてのアサイメントの拡張可能フレックスフィールド(EFF)のコンテキストがコピーされます。 ただし、就業者の新しいアサイメントにコピーしないコンテキストを選択できます。
給与変更

以前の雇用関係のプライマリ・アサイメントの給与をコピーできます。 ただし、次の点に注意してください:

  1. 異動に関与する雇用主のLDGが同じである必要があります。
  2. 給与ベースが次のいずれかである必要があります。
    • タイプ1: 給与額がユーザーによって決まる。
    • タイプ2: 給与額がコンポーネントによって決まり、給与ベースの設定が「割付中のコンポーネント選択使用可能」である。
    • タイプ3: 給与額がレートによって決まる。
パフォーマンス目標および文書関連の変更

パフォーマンス目標および文書を就業者の新しいアサイメントに移動できます。 次を移動できます:

すべてのレビュー期間に関連付けられたすべての就業者のパフォーマンス目標および文書

非アクティブなアサイメントに関連付けられた過去のパフォーマンス目標および文書を除く、現在および将来のレビュー期間のみ。

一括従業員異動を実行する場合:

  1. 雇用関係内のすべてのアサイメントでパフォーマンス・データが同じである就業者については、プライマリ・アサイメントに関連付けられたパフォーマンス目標および文書のみが、このタスクで新しいアサイメントにコピーされます。

    このパフォーマンス・データには、次が含まれます:

    • パフォーマンス目標
    • 目標プラン
    • パフォーマンス文書

    セカンダリ・アサイメントに関連付けられているパフォーマンス目標および文書は、変更されないままソース関係に残ります。 これらは、必要に応じて編集、取消または削除できます。

  2. このタスクは適格プロファイルを変更しません。 パフォーマンス目標および文書に対して使用される適格プロファイルに非アクティブなアサイメントが含まれている場合、非アクティブなアサイメントは異動後も同じパフォーマンス目標および文書に対して適格のままになります。

    非アクティブなアサイメントを除外して再作成されないようにするには、適格プロファイルを更新する必要があります。

給与詳細

LDG内の一括雇用主変更時に、給与詳細をソースからターゲットのアサイメントおよび給与関係にコピーできます。

詳細は、次の「転送される給与データ」を参照してください。

福利厚生 グローバル異動のライフ・イベントを選択し、福利厚生バランスを就業者の新規アサイメントに転送できます。
個人の選択 トランザクションを実行する対象就業者を選択できます。
選択した個人のレビュー 一括雇用主プロセスを送信する前に、選択した個人をレビューできます。

転送される給与データ

給与の実装では、選択内容に応じて、元のアサイメントおよび雇用関係から新しいアサイメントおよび雇用関係にデータがコピーされます。

ノート: 「雇用主の変更」ダッシュボードを使用して、異動の結果を表示できます。 各従業員のグローバル異動に関連する連結サマリーがリストされます。 詳細は、ヘルプ・センターの雇用主変更のダッシュボードを参照してください。

このプロセスでコピーできる給与項目を次に示します。 このプロセスでコピーされるすべてのデータの詳細は、ヘルプ・センターにある米国のグローバル異動のデータ・コピーおよび表示オプションを参照してください。

給与項目 内容
給与関係およびアサイメント属性(給与詳細) 給与、税レポート・ユニット、超過勤務期間、タイム・カード要。
個人支払方法 同じ支払タイプに対して有効な組織支払方法(OPM)があれば、支払方法がコピーされます。
第三者支払方法

このフローでは、第三者個人受取人の支払方法が新しい給与関係にリンクされます。

詳細は、ヘルプ・センターの個人異動時の支払方法の処理を参照してください。

個人原価計算上書き

デフォルトでは、このフローは原価計算上書きをコピーしません。 コピーするように選択すると、個人原価計算設定が保持されている4つのレベルで、このフローによりデータがコピーされます。

詳細は、ヘルプ・センターの個人異動時の原価計算上書きの処理を参照してください。

固定処理エレメント・エントリ

このフローでは、適格であることを条件として、エレメント・エントリがコピーされます。 特定のエレメントをコピー対象から除外するには、「グローバル異動」使用タイプを設定してエレメント(オブジェクト)グループを定義します。

詳細は、ヘルプ・センターの個人異動時のエレメント・エントリの処理を参照してください。

計算カードおよびコンポーネント

このフローでは、各国の国別仕様に基づいて、給与関係レベルでカードおよびコンポーネントがコピーされます。

詳細は、ヘルプ・センターの個人異動時の計算カードの処理を参照してください。

バランス

このフローでは、ソース・アサイメントおよび関係レベルのバランスがターゲット・アサイメントおよび給与関係にそれぞれコピーされます。

ノート: 一括雇用主変更フローでは、空白エントリが、ソース・アサイメントおよび給与関係の値を示すものとして暗黙的に解釈されます。 この値を上書きしないかぎり、ターゲット・アサイメントおよび給与関係にソース値がコピーされます。

詳細は、ヘルプ・センターの個人異動時のバランスの処理を参照してください。