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HCMスプレッドシート・データ・ローダーの使用に関するガイドライン

データをデータ(.dat)ファイルまたはスプレッドシートからHCMデータ・ローダー・ステージ表にロードできます。 データをロードする頻度やロードするデータの複雑度、誰が一括更新を実行するかが、アプローチに大きく影響を及ぼします。

HCMデータ・ローダーは統合スペシャリスト用に設計されており、HCMデータ・ローダーにアクセスできるユーザーは、サポート対象のオブジェクトのデータをロードできます。 HCMスプレッドシート・データ・ローダーは、ビジネス・ユーザー向けに設計されています。 スプレッドシートを保護して、スプレッドシート・ユーザーのデータ・セキュリティ・ポリシーを実装できます。 このトピックでは、スプレッドシートからのデータ・ロードの主な特徴について説明します。 この情報は、ビジネス・ケースに最も適したアプローチの特定に役立ちます。

スプレッドシート・テンプレート

スプレッドシートは、スプレッドシート・テンプレートから生成する必要があります。 一部のスプレッドシート・テンプレートは事前に定義されています。 テンプレートを作成するには、事前定義済テンプレートをコピーして編集するか、テンプレートを最初から作成します。

ヒント: Oracle Learning LibraryのHCMデータ・ローダーのOracle By Exampleチュートリアルにアクセスできます。 HCMスプレッドシート・データ・ローダーを検索して、HCMスプレッドシート・データ・ローダーのコンテンツを見つけます。

どのようなときにスプレッドシートを使用するか

スプレッドシートには多くの利点があります。 たとえば:

  • スプレッドシートは取扱いが容易です。

  • スプレッドシート・テンプレートを作成し、ビジネス・ケースにあったスプレッドシートを生成できます。 たとえば、属性の省略、属性順序の変更、属性ラベルの変更、ヘルプ・テキストの追加などを行えます。 また、同じビジネス・オブジェクトを作成および保守するための様々なテンプレートを定義することもできます。

  • ビジネス・ユーザーが選択したスプレッドシート・テンプレートのデータをロードできるようにすることができます。

  • データをスプレッドシートからステージ表に定期的に保存できます。

  • エラーはスプレッドシート内で報告され、そこでエラーを修正できます。

  • スプレッドシートと.datファイルを組み合せて使用できます。 たとえば、データのロードはスプレッドシートから行うものの、保守は.datファイルを使用して行うことができます。

  • スプレッドシートを使用してデータを削除できます。

  • 特定のケースにおいては、スプレッドシートを使用する方がいっそうシンプルです。 たとえば、.datファイルから、5行で1つのエレメントが構成されるエレメント・エントリをロードするには、次のものを指定します。

    • エレメント・エントリに対して1つのレコード

    • 各名前と値に対して1つのレコード

    スプレッドシートでは、スプレッドシートの1行のみを指定し、同じ行の個別の列に値を設定します。

  • スプレッドシートにアクセスできるジョブ・ロールを制限できます。 たとえば、人事担当者のみが新規採用を作成できるスプレッドシートを作成できます。

スプレッドシートの制限

データをスプレッドシートからロードする場合は、次の制限があります。

  • イメージやファイル添付のような、データ型がバイナリ・ラージ・オブジェクトやキャラクタ・ラージ・オブジェクトの属性には、データをアップロードできません。

  • HCMスプレッドシート・データ・ローダーでは、ソース・キーは認識されません。 このため、スプレッドシートからロードするオブジェクトは、デフォルトのソース・キーを持ちます。 .datファイルを使用してこのようなオブジェクトを保守するには、ユーザー・キーを指定するか、統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽出を使用して、使用するソース・キー値を取得します。

  • ユーザー・キーを提供しないオブジェクトや、プロファイル項目などのオブジェクト・コンポーネントは作成できません。 ただし、更新するレコードを識別するためにローカル・サロゲートID属性の値リストを定義すると、そのようなオブジェクトを更新できます。

  • 更新するレコードを識別するユーザー・キー属性については値を更新できません。 このため、オブジェクトの作成および更新のために別のスプレッドシートを定義することをお薦めします。 オブジェクトを更新するためのスプレッドシートでは、次のいずれかの方法で更新するレコードを識別できます。

    • 値リストが事前定義されたローカル・サロゲートID属性を含めます。

    • プライマリ・ユーザー・キー属性を含めますが、属性値の値リストを構成します。 このアプローチを使用すると、スプレッドシートにはユーザーが認識できる値が示されます。

ノート: データをスプレッドシートからロードするか.datファイルからロードするかに関係なく、ロードされたオブジェクトに対する承認プロセスは存在しません。

設定要件

すべてのユーザーは、Microsoft ExcelでHCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用するようにデスクトップ統合を設定する必要があります。

Excelのセキュリティ要件

マクロを有効にしたり、HCMスプレッドシート・データ・ローダーのActiveX設定を変更したりする必要はありません。