ポジション・セキュリティ・プロファイルの階層コンテンツ
「階層コンテンツ」セクションはデフォルトでは非表示であるため、「ポジション階層」セクションでオプトインして表示する必要があります。 プロファイル・オプションORA_PER_ENABLE_POSITION_SECURITY_DELEGATIONのデフォルト値(N)をYに変更して有効にする必要があります。
プロファイル・オプション値を変更した後、変更を有効にするには、サインアウトして、アプリケーションにサインインする必要があります。
ポジション・セキュリティ・プロファイルの「階層コンテンツ」属性は、次の場合にマネージャ階層へのアクセスを委任する方法を制御します。
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マネージャ階層別にポジション・レコードへのアクセスを保護する。
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ポジション・セキュリティ・プロファイルを含むロールを委任する。
「設定および保守」作業領域で「ポジション・セキュリティ・プロファイルの管理」タスクを使用するか、「自分のクライアント・グループ」でクイック処理を使用して、ポジション・セキュリティ・プロファイルを作成します。
「職階階層」セクションを有効にし、目的の階層タイプを選択します。 階層タイプを使用可能にして選択するには、最上位ポジションの選択をユーザーのアサイメントに対して相対的にする必要があります。
階層コンテンツの値
次の表では、「階層コンテンツ」の値について説明しています。
値 |
説明 |
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現行ユーザーの階層 |
サインインしたユーザーのポジション階層。 この値がデフォルト値です。 関連付けられているロールを委任できる場合はこの値を使用しないでください。 |
委任ユーザーの階層 |
委任マネージャのポジション階層。 関連付けられたロールが常にマネージャ以外のユーザーに委任されるためにマネージャ階層がない場合は、この値を選択します。 |
両方 |
プロキシ・ユーザーは、自分のポジション階層と委任マネージャの階層の両方にアクセスできます。 この値は、1人のマネージャが「ライン・マネージャ」ロールを別のマネージャに委任する一般的なケースの場合に選択します。 |
ライン・マネージャ・ロールが別のライン・マネージャに委任されると、プロキシは委任者のレポートを管理できます。 ただし、マネージャ階層はロールの委任で変更されないため、ポジション別に表示する際、プロキシの「自分のチーム」情報には委任者のポジションは表示されません。