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原価シナリオの状態およびステータス

原価シナリオの作成後、原価シナリオの状態によって、原価シナリオで実行できる処理が決まります。

この図は、原価シナリオが通過する様々な状態と、各状態の原価シナリオで実行できるタスクを示しています。 ただし、期間平均原価可能原価台帳を使用して作成された原価シナリオでは、すべての状態が該当するわけではなく、状態ごとに実行できるタスクが異なります。 これらの違いについては、画像の後のテキストで説明します。

この図は、原価シナリオが通過する様々な状態と、 各状態でユーザーが実行できるタスクを示しています。

原価シナリオは次のいずれかの状態になります。

  • 新規 - 原価シナリオが作成されたときの状態は「新規」です。 原価シナリオがこの状態の場合は、標準原価、リソース・レートおよび間接費レートを定義できます。 期間平均原価可能原価台帳を使用して作成された原価シナリオの場合は、標準原価およびリソース・レートを定義できます。 次に、「標準原価の更新」を実行してシナリオを公開します。 そのような原価シナリオでは、間接費レートの作成と「原価の積上」の実行は適用できません。

  • 原価積上済 - 原価シナリオに対して「原価の積上」プロセスを実行すると、状態が「原価積上済」に変わります。 この状態では原価を分析および比較できます。 原価の積上プロセスで生成された原価に問題がなければ、この状態の原価シナリオに対して標準原価の更新プロセスを実行できます。 この状態は、期間平均原価可能原価台帳を使用して作成された原価シナリオには該当しません。

  • 原価積上の再実行 - 「原価積上済」状態の原価シナリオの標準コストを更新すると、状態が原価積上の再実行に更新されます。 このような原価シナリオの状態を「原価積上済」に戻すには、「原価の積上」プロセスを実行する必要があります。 この状態は、期間平均原価可能原価台帳を使用して作成された原価シナリオには該当しません。

  • 原価公開済 - 「標準原価の更新」プロセスを実行すると、原価シナリオの状態が「原価公開済」に変更されます。 これにより原価シナリオの有効日に基づいて、公開された標準原価を使用して原価会計でトランザクションの原価を計算できるようになります。

  • 公開済原価取消 - 原価シナリオに対して予定外の原価が公開されている場合は、原価更新を元に戻すプロセスを実行できます。 プロセスを実行すると、原価シナリオは「公開済原価取消」状態になります。 その後、原価を更新して原価の積上プロセスを再実行できます。 この状態は、期間平均原価可能原価台帳を使用して作成された原価シナリオには該当しません。

  • 原価の更新の再実行が必要 - これは、期間平均原価可能原価台帳を使用して作成された原価シナリオにのみ適用できます。 すでに公開されている原価シナリオに対して新しい標準原価およびリソース・レートを追加する場合は、「標準原価の更新」を実行して原価シナリオを再公開する必要があります。 既存の標準原価およびリソース・レートを更新した後に、原価シナリオを再公開する必要はありません。 期間がオープンまたはクローズ待ちステータスであるかぎり、公開済原価シナリオの更新済標準原価およびリソース・レートは、原価プロセッサによって自動的に処理されます。

原価シナリオのステータスは、原価シナリオでプロセスを実行したかどうか、および正常に完了したかどうかを示します。 ステータスは次のいずれかの値です。

  • 新規 - 原価シナリオが「新規」状態の場合、ステータスも「新規」になります。

  • 正常に完了 - 原価シナリオに対して「原価の積上」プロセスまたは「標準原価の更新」プロセスを実行した後、プロセスが例外なしで完了すると、ステータスは「正常に完了」に変更されます。

  • 警告ありで完了 - プロセスを実行して例外が発生した場合、原価シナリオのステータスは「警告ありで完了」に変更されます。 プロセスを再実行する前に「シナリオ例外の表示」ページでメッセージをレビューし、修正処理を実行できます。

  • エラー - プロセスでエラーが発生した場合、ステータスは「エラー」に更新されます。 プロセスによって記録された例外を確認し、必要なアクションを実行する必要があります。