製品開発におけるライフサイクル・フェーズ

ライフサイクル・フェーズは、設計および開発プロセスで品目または文書用のステージのインジケータとして使用します。各フェーズは、一連の標準タスクまたは品目を次のフェーズに進める前に必要な成果物を表します。

各品目または文書には、ライフサイクル・フェーズが関連付けられている必要があります。特定の区分のオブジェクトを、その区分に関連付けられているライフサイクル・フェーズのいずれかに割り当てることができます。品目、文書または構成を作成あるいはインポートするには、適切なライフサイクル・フェーズを作成して、そのオブジェクトまたは構成の作成に使用する区分(またはオブジェクトの作成に使用する区分の親区分)に割り当てる必要があります。ビジネス・オブジェクトをライフサイクル・フェーズに割り当てると、そのフェーズは、オブジェクトの属性の一部として表示できます。品目構成または文書構成のライフサイクル・フェーズでは、構成のオブジェクト用のフェーズとは若干異なる(あるいはどの場合も異なる名前が付けられた)特定のプロセスに名前が付けられます。

アプリケーションでは、次の4つのライフサイクル・フェーズ・タイプが事前に定義されています。

設計、
プリプロダクションまたはプロトタイプ、
生産、
廃止。

品目のライフサイクル・フェーズを変更するには、変更オーダーに割り当てる必要があります。ライフサイクル・フェーズを廃止から以前のライフサイクル・フェーズに再稼働することもできます。

管理者は、会社のプロセスに特有のライフサイクル・フェーズ用に名前を作成できます。また、同じ事前定義フェーズに基づいて複数のフェーズが存在することもあります。たとえば、「生産」事前定義フェーズは、生産と製造中というフェーズに分割でき、それぞれ、製品を作成および出荷するステップで会社固有の意味を持っています。