割当レベルの設定
複数のソース割当がある場合、納期回答では、最初に適用する割当がわかるように優先度を設定します。 納期回答は、最も詳細な割当を最初に使用します。 ユーザーは、この動作を指定できます。
たとえば、品目と顧客と顧客サイトのレベルは、品目と顧客のレベルより詳細です。 なぜでしょうか。 理由は次のとおりです。
- 品目と顧客と顧客サイトのレベルでは、3つのデータが参照されます。 割当を使用するのは、指定した品目、顧客および顧客サイトが履行明細にある場合のみです。
- 品目と顧客のレベルでは、2つのデータのみが参照されます。 割当を使用するのは、指定した品目および顧客が履行明細にある場合のみです。
AS54888品目をComputer Service and Rentalsという顧客に販売し、その顧客には12の顧客サイトがあるとします。11のサイトは地域の小売店です。 12番目のサイトは旗艦店です。 Computer Service and Rentalsでは、他のサイトの前に旗艦店から取得したオーダーを履行する必要があるため、旗艦と他の11のサイト用に1つのソース・ルールを作成します。
ソース割当は次のようになります。
割当レベル | 顧客 | 顧客サイト | ソーシング・タイプ | ソース・ルール |
---|---|---|---|---|
品目および顧客 | Computer Service and Rentals | - | ソース・ルール | AS54888のソース |
品目と顧客と顧客サイト | Computer Service and Rentals | 旗艦 | ソース・ルール | 旗艦サイトのAS54888のソース |
2つの履行明細があるとします。
明細 | 品目 | 顧客 | 出荷先住所 |
---|---|---|---|
1 | AS54888 | Computer Service and Rentals |
旗艦 |
2 | AS54888 | Computer Service and Rentals | 空白 |
納期回答での処理を次に示します。
- 作成したすべてのソース割当を調べます。
- 最初に最も詳細なものを適用します。
- この例では、品目と顧客と顧客サイトの割当を明細1に最初に適用します。これは、この割当レベルが品目と顧客より詳細であるためです。
- 明細1を「旗艦サイトのAS54888のソース」ソース・ルールに割り当てます。
- 明細2を「AS54888のソース」ソース・ルールに割り当てます。