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資材の分離と管理のためのプロジェクト固有在庫

プロジェクト駆動のサプライ・チェーンを使用すれば、プロジェクトごとに個別の在庫組織を作成しなくても、複数のプロジェクトのプロジェクト固有資材を管理できます。 また、プロジェクト固有の価格見積でプロジェクト専用に資材を調達する場合は、資材およびその評価をプロジェクト別に追跡できます。

最初に、該当する組織に対してプロジェクト別の在庫トラッキングを有効にし、デフォルト支出タイプを設定する必要があります。

プロジェクト固有在庫の分離および管理機能を使用して、次を実行します。

  • プロジェクト固有在庫の分離と管理

  • プロジェクト固有の在庫原価の管理

プロジェクト固有在庫の分離と管理

プロジェクト固有在庫の分離および管理機能では、次のことを実行できます。

  • 在庫組織のプロジェクトおよびタスク別に手持在庫を追跡します。

  • プロジェクトおよびタスクに基づいて手持在庫を問合せおよびレビューします。

  • プロジェクトおよびタスクの品目有効数量を確認します。

  • 「その他トランザクションの作成」タスクを使用して、プロジェクトおよびタスクを払出しまたは受入処理します。

  • 「保管場所転送の作成」タスクを使用して、プロジェクトの資材を転送します。

  • 在庫組織間でプロジェクトの資材を転送するには、「組織間転送の作成」タスクを使用します。

  • 循環棚卸順序を記録し、プロジェクトの資材の順序を承認します。

  • 実地棚卸タグを記録し、プロジェクトの資材の調整を承認します。

  • 「プロジェクト転送の作成」タスクを使用して、プロジェクトまたはタスク間、あるいはプロジェクトと共通在庫との間で資材を移動します。

    在庫をプロジェクト間で転送できますが、同じ保管場所および保管棚内のみです。

  • 「完了トランザクションのレビュー」タスクを使用して、プロジェクトおよびタスク別に完了済トランザクションを問合せおよび表示します。

  • 販売オーダー、転送オーダー、返品転送オーダー、出荷要求からプロジェクト需要を自動的に予約したり、プロジェクトまたは共通在庫から手動予約を作成したり、両方の組合せを実行します。

  • サプライ・チェーンから原価計算済トランザクションおよび計上済トランザクションをプロジェクト支出としてOracle Project Portfolio Managementにインポートします。

    プロジェクトに対して発生したコストが請求可能コストである場合は、プロジェクトで達成した完了率またはマイルストンに基づいて顧客に請求できます。 資産計上可能な原価である場合、資産計上フローの実行に進めます。

  • 必要に応じて、他のプロジェクト、プロジェクト・タスクまたはアカウントに原価を配分することもできます。

ノート: プロジェクト別の追跡が有効な在庫組織は、プロジェクト固有の在庫と共通在庫の両方を持つことができます。

プロジェクト固有の在庫原価の管理

プロジェクト固有の在庫トランザクションおよびプロジェクト転送トランザクションの原価を計算できます。

プロジェクトおよびタスクを、詳細レベルの原価追跡を管理するための追加の評価体系属性として使用できます。 プロジェクト・タイプ別にプロジェクト原価収集の除外を設定することで、支出をプロジェクトに送信するかどうかを指定できます。 それに従って、その他入金およびその他出庫トランザクションの原価計算済金額が、プロジェクトに対する貸方または借方の賦課として送信されます。 また、会計ソースとして使用可能なプロジェクト属性に基づいて、プロジェクト固有会計を管理することもできます。

原価のインポート・プロセスを使用して、その他在庫トランザクションをインポートできます。 これには、プロジェクト在庫のその他受入または出庫、プロジェクト固有在庫のプロジェクトへの出庫、プロジェクト固有在庫のプロジェクトからの受入、プロジェクト転送トランザクションを使用したプロジェクトの再分類、プロジェクト固有在庫の組織間転送などのその他在庫トランザクションが含まれる場合があります。

ソース・トランザクションおよび宛先タイプに応じて、その他在庫文書に対する次の文書入力のうち1つ以上がProject Portfolio Managementに作成されます。

  • 品目原価

  • 間接費

プロジェクト管理の「原価」作業領域で「プロジェクト・コストの管理」タスクを使用して、その他在庫トランザクションに関連付けられた支出項目およびプロジェクト原価計算詳細を検索および表示します。

原価の管理ページから、次のことを実行します。

  • トランザクションをクリックすると、項目番号や摘要などの支出項目詳細が開きます。

    サプライ・チェーン・トランザクションには、特定の属性以外に、ソース・システム内の原価のタイプを識別する原価要素が含まれる場合もあります。

  • 「処理」メニューを使用して調整を実行します。

    Project Portfolio Managementで実行される調整は、ソース・トランザクションに反映されません。 また、これらのトランザクションでは、調整の戻し処理タイプを実行できません。

原価配分の管理タスクで、これらの原価を表示および調整できます。 未処理コストの管理タスクを使用して、すべての原価例外を解決できます。 プロジェクトの同じ明細で間接費が使用可能になっている場合は、トランザクションで間接費が計算されます。 別の明細で間接費が扱われている場合は、間接費の新しい支出項目が作成されます。 「原価計算」タブで、配分を表示し、ドリルダウンして仕訳を表示できます。