オーダー管理の概要

オーダーの取得および履行

Oracle Order Managementを使用して、顧客の需要を取得し、販売オーダーを配送します。

オーダー取得システムのチャネルから需要を取得し、Oracle Order Managementにインポートします:

Web販売
コール・センター
直接販売
パートナ
レガシー・オーダー取得システムおよびその他のシステム
電子データ交換または企業間フロー
モバイル・プラットフォーム

Oracleのオーダー管理作業領域でオーダーを直接取得することもできます。

Oracle Applicationsとその作業領域を使用して、サプライ・チェーン環境を設定します。

統合の設定、デフォルト値の指定、アプリケーションの動作の指定、および設定と保守のその他の設定を行います。
Product Information Managementで品目を設定します。
Pricing Administrationで品目の価格を設定します。
Oracle Global Order Promisingで品目の有効数量を決定する方法を指定します。
コンフィギュレータで構成品目を構成します。

Oracle applicationsとその作業領域を使用して、サプライヤ、財務、履行センターなどのソース全体でオーダー履行を編成します。

Oracle Order Managementの販売オーダーを追跡および修正します。
Oracle Procurementで出荷する品目を調達します。
Oracle Inventory Managementで品目を予約および追跡します。
レポートおよびアナリティクスで品目の詳細を取得します。
Oracle Receivablesで品目を会計に受け入れます。

チャネル全体のオーダーの管理

オーダー管理は、複数のチャネルを使用するグローバルな受注から入金までのプロセスをサポートできます。チャネル全体でオーダーの取得を一元化および管理し、オーダー納期回答を行い、履行ポリシーを編成し、オーダー・ステータスを監視して、例外を管理します。オーダー管理で各販売オーダーを直接作成して価格設定します。

オーダー管理で販売オーダーを直接作成します。新規販売オーダーの詳細の入力、販売オーダーの改訂、オーダー明細の変更、変更履歴の表示、販売オーダーの保留または販売オーダーの取消を行います。既存の販売オーダーの返品オーダーを作成します。
チャネル全体で販売オーダーの共通定義を使用することで、一貫した方法で販売オーダーを表示および検索できます。

たとえば、他のユーザーがオーダー管理で作成した販売オーダー、および管理者がEコマース・サイト、コール・センターまたは電子データ交換(EDI)からインポートした販売オーダー全体にわたって、品目Aを検索します。
オーケストレーション・プロセスを使用して、複数の履行システムにわたって各販売オーダーをルーティングおよび管理します。たとえば、スケジュール、出荷および請求プロセスを使用して、オーダー明細を2つの異なるエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)システムにルーティングします。
複数の履行システムから、オーダー管理の外部にある取得システムにステータス更新を送信します。

たとえば、ある倉庫システムがオーダー明細の出荷済ステータスを返し、別の倉庫が同じ明細のSHPステータスを返品した場合でも、出荷済オーダー・ステータスをEコマース・システムに返品します。
ステータスおよび例外オーダーの要約を取得します。たとえば、約束日が欠落するリスクがある販売オーダーを表示するグラフを表示します。
Global Order Promisingを使用して、複数のソースから供給データを収集し、任意のチャネルから需要を満たす最適な履行事業所を自動的に選択するビジネス・ルールを設定します。

将来の在庫状況、予定配送日および希望配送メソッドに応じて選択します。顧客、チャネルまたはオーダー例外を解決するために、不足している供給を割り当てます。

統合

取得システムと履行システムに、クラウド環境とオンプレミス環境を混在させて使用してください。

たとえば、クラウド取得システムからソース・オーダーをインポートし、それらをオンプレミスのERPシステムで履行します。
他のOracleクラウド・サービスとの事前定義済の統合を使用して、オーケストレーション・ポリシーを一元的に管理し、グローバルな可用性を獲得し、ステータスをモニターし、例外を管理します。
ソース・オーダーをEコマース・システムなどのオーダー取得システムからインポートし、オーダー管理で編集してから、履行システムで履行します。

オーダー管理でチャネルを他のシステムと統合する方法の詳細は、「オーダー管理の統合の概要」を参照してください。

進捗のモニターおよび例外の管理

オーダー管理作業領域を使用して、進捗をモニターし、例外を管理します。

顧客、品目またはサプライヤに応じたステータスおよび例外のサマリーを取得し、データにドリルして詳細を取得します。
顧客、品目、履行ロケーション、サプライヤ、ステータスまたは経過期間に従って販売オーダーをフィルタします。
View order status
ガント・チャートを使用してプロセスをモニターします。
1つ以上のオーダー明細の例外を表示および修正します。
販売オーダーが履行日を満たさないリスクがある場合は、危険機能を使用して問題を識別し、修正アクションを実行します。
組込みのインテリジェンスを使用して例外を解決します。アナリティク詳細を使用して、情報に基づいた選択を行います。

変更オーダーの簡素化

変更オーダーを一貫して制御できるように、報酬パターンを設定し、ステップをロールバックします。変更オーダー・ロジックを使用して、オーダー管理がすべての販売オーダーにわたって一貫した販売オーダーを処理および改訂します。

たとえば、オーダー管理がソース・オーダーから数量変更を受け取り、品目が出荷されていない場合は、変更を許可する変更ロジックを使用し、履行プロセスをロールバックして、新しい出荷リクエストを再スケジュールして履行システムに送信できるようにします。

変更オーダーに影響し、変更オーダーを自動的に認識する属性を指定します。
変更を自動的に処理するルールを作成して、発生するあらゆる変更に介入する必要はありません。
変更オーダー・タスクを履行システムと連携させます。
オーケストレーション・プロセスで変更の影響を受けるタスクを設定します。
変更の影響を受ける履行ステップを調整します。
オーダーの取消、オーダーへの明細の追加および数量の変更を行います。

処理の設定

オーダー管理がほとんどのビジネス要件を満たすために使用する事前定義済オーケストレーション・プロセスを変更します。特定の要件を満たす新しいものを作成することもできます。

オーダー明細に共通、条件付きまたは相互に関連するフローを使用します。
オーダー履行を自動的に変更する変更指示ルールを作成します。
リクエスト日に従ってオーダー完了日を計算するルールを作成します。
リード・タイムの計算、オーダー報酬ステップの変更などを行います。
ビジネス・プロセス全体で使用する共通ステータスを作成します。
オーダー管理で、後で処理のために発行できる下書きオーダーを作成します。

オーダー管理拡張に独自のGroovyスクリプトを記述して、Order Managementデプロイメントを変更することもできます。このスクリプトを実行するタイミングを決定する拡張ポイントを作成します。詳細は、オーダー管理機能拡張の作成の概要を参照してください。

ソース・オーダーを履行用にエンリッチ

各ソース・オーダーを販売オーダーに変換し、オーダー属性を変更し、オーダー明細を作成するビジネス・ルールを作成します。
履行を改善するための詳細を追加します。たとえば、オーダー管理が販売オーダーを効率的に履行できるように、属性を追加または変更したり、さらに品目をオーダーに追加します。

問題の管理およびエラーからのリカバリ

危険性のある機能を使用して、各販売オーダーを履行日に対して監視し、販売オーダーが履行日を満たすためにスケジュールどおりであるかどうかを予測し、そうでない場合は修正処理を実行します。
中央作業領域を使用して、エラー状態の販売オーダーをリカバリします。
問題を特定し、根本原因を特定し、オーダー履行パラメータを調整して問題を修正します。
プロセス・プランニングに影響する日付および属性を変更します。
指定した基準に従って、販売オーダーのサブセットを問い合せて確認します。
単一の販売オーダーまたは複数の販売オーダーに対して同時にアクションを実行します。
設定したパラメータおよびフィルタに従ってエラーを自動的にリカバリするバックグラウンド・プロセスをスケジュールします。

詳細の取得

参照:

オーダー管理の実装
Order Managementの使用
価格設定の管理
Oracle SCM Cloudの表およびビュー
詳細と例については、「Oracle Supply Chain Management CloudのREST API」、Order Management、「オーダー・ハブの販売オーダーをクリック」の順に展開します。

これらのマニュアルに記載されていない技術的な詳細については、「オーダー管理の技術リファレンス(ドキュメントID 2051639.1)」を参照してください。