イベントのオーケストレーション・プロセスの一時停止

一時停止タスクを使用してオーケストレーション・プロセスの実行を一時的に停止し、イベントの発生を待機できるようにします。

次に例を示します。

小切手支払イベントの待機

webサービスが支払小切手をリクエストするイベントを送信すると、処理を一時停止します。

ノート

オーケストレーション・プロセスが一時停止し、顧客から支払を受け取っていることを確認する必要がある場合は、アプリケーションでpaymentTermIdを1に設定したとします。

ほとんどのオーケストレーション・プロセスは、時間またはイベントに従って一時停止すると、一度に1つの履行明細を処理します。時間またはイベントに従って一時停止した場合は、履行明細をフィルタするには、次のいずれかのコードを使用します。

コード	説明
`Header.childFLines`	オーケストレーション・プロセスが処理している履行明細を参照します。
`Header.allFLinesInTheOrder`	オーケストレーション・プロセスが処理している販売オーダー内のすべての履行明細を参照します。

isn't nullを使用します。ルールで値を含まない属性を調べると、ルールが失敗し、予測できない結果になる可能性があります。
割当を使用します。新規のアサートを使用すると、ルールによって複数のインスタンスが作成され、予測できない結果で失敗する場合があります。
一時停止ルール・セットのルールに対して新規割当を使用する場合は、新規割当ルールの優先度を最高に設定し、セット内の他のルールが最高でないことを確認する必要があります。
簡潔にするために、この画面印刷では、ルール辞書およびヘッダーの結果は割り当てられませんが、その結果を割り当てる必要があります。詳細は、「オーケストレーション・プロセスを一時停止するためのガイドライン」の「結果の割当」サブトピックを参照してください。

大規模な販売オーダーの処理終了の待機

SAC_SYSTEM_EVENT_IPC_PAUSEを使用してreevaluateFlagをYに設定すると、オーケストレーション・プロセス・ステップが終了するたびに、販売オーダーの待機状態にあるすべてのオーケストレーション・プロセス・インスタンスが調査されます。販売オーダーに100個の履行明細が含まれ、そのうち75個がSAC_SYSTEM_EVENT_IPC_PAUSEに従って待機状態であるとします。ルールは、実行するたびに75行のそれぞれを再評価します。

販売オーダーに多数の履行ラインが含まれており、依存関係に従って一時停止する必要がある場合は、SAC_SYSTEM_EVENT_IPC_PAUSEを使用しないでください。かわりに、SAC_TYPE_TIMERを使用するルールを設定し、時間が経過した後にのみすべての履行明細を調べます。適切な間隔を指定してください。たとえば、大規模な販売オーダーのほとんどの履行明細が6時間以内に出荷され、12時間ごとに1回のみ請求する必要がある場合は、8時間の間隔を使用します。

対象品目およびカバレッジ品目の請求への送信

対象品目および対象品目を対象とするカバレッジ品目を一緒に請求に送信します。通常、対象品目は出荷しますが、カバレッジ品目は出荷しません。たとえば、AS54888のカバレッジ品目である2年間の保証ではなく、AS54888 Desktop Computerカバー品目を出荷すると、オーダー履行がAS54888の出荷を終了するまで、保証を請求に送付を一時停止します。

この設定はオーケストレーション・プロセスで使用し、あるオーケストレーション・プロセス・インスタンスが対象品目を処理し、別のインスタンスが対象品目を処理するカバレッジの請求を行います。
請求タスクを実行するステップの前に、オーケストレーション・プロセス・ステップにこの一時停止タスクを追加します。
このルールは、履行で対象品目が出荷されるときに、カバレッジ品目の一時停止を自動的にリリースします。

次に、Then文を示します。