フィルタとして空の値を使用
価格設定で空の値を使用すると、品目の価格設定時に価格設定の対象となる価格設定セグメントをフィルタできます。
価格設定セグメントを設定するとします。
収益ポテンシャル |
顧客評価 |
価格設定セグメント |
優先度 |
---|---|---|---|
低 |
- |
企業セグメント |
98 |
低 |
- |
国際セグメント |
100 |
低 |
低 |
国内セグメント |
100 |
販売オーダーを作成し、PricingではCorporate Segmentに割り当てた価格設定戦略を使用しますが、これをDomestic Segmentに割り当てた価格設定戦略を使用するようにします。
優先度が98であるため、PricingではCorporate Segmentが使用されます。Pricingでは、優先度が最も低いセグメントが使用されます。
次に、3人の顧客があるとします。
顧客 |
収益ポテンシャル |
顧客評価 |
---|---|---|
A |
低 |
- |
B |
低 |
- |
C |
低 |
低 |
ノート
-
顧客Cの販売オーダーを作成し、価格設定で企業セグメントが使用されているが、国内セグメントを使用する場合は、企業セグメントの優先順位を98から110に調整します。
-
顧客Cに別の販売オーダーを作成し、価格設定で国際セグメントが使用されるようになりました。
-
Nullはワイルドカードですを顧客評価に対して有効にすると、価格設定では3つのマトリックス行がすべて考慮されます。 そのため、価格設定では、問合せが最初に返す行に応じて、国際セグメントまたは国内セグメントが選択されます。
-
Domestic Segment(国内セグメント)を使用しますが、他のセグメントが20個あり、それらに影響する優先度調整が不要なため、優先度を調整したくありません。
顧客ごとに顧客価格設定プロファイルをすでに設定している場合は、これを実行します。
-
価格設定管理作業領域で、「タスク」>「マトリックス区分の管理」をクリックします。
-
「マトリックス区分の管理」ページで、「値」をクリックします。
属性
値
名前
価格設定セグメント
-
「マトリックス・クラスの編集」ページで、顧客評価に対してnullを無効にします。
名前
NULLはワイルドカード
顧客評価
チェック・マークは含まれません。
現在、価格設定セグメントの顧客評価に値が含まれていないため、価格設定では企業セグメントまたは国際セグメントは考慮されません。 かわりに、顧客評価に値が含まれているため、国内を使用します。 その値は低です。