残余予算引当失敗の処理

残余予算引当が失敗した場合、支払は作成されません。

次の理由により、残余予算引当が失敗することがあります:

  • 予算関連の失敗:
    • 現預金勘定の資金が不十分です。
    • 予算期間がクローズ済ステータスです。
  • その他事由:
    • 残余予算引当用に導出された勘定科目が非アクティブです。
    • 導出された資金勘定科目組合せが存在しない場合、アプリケーションは作成を試みます。多くの場合、動的に作成された勘定科目組合せが無効であるか、ユーザーに勘定科目組合せへのアクセス権がありません。

支払検証失敗

支払プロセス要求(PPR)の処理中に、支払に対する残余予算引当がない場合、支払検証は失敗と見なされます。

PPR送信時に選択した構成に応じて、次の結果が考えられます:

  • PPRは、引当が成功した残りの支払を引き続き処理します。
  • ユーザー・レビューのため、PPRは「支払検証エラーに対応するための処理待ち」のステータスで停止します。

エラーをレビューするオプションを有効にした場合、次の処理を実行できます:

  • 失敗した支払をプロセスから削除し、引当に成功した残りの支払の処理を続行します。
  • 資金ステータスの表示ダイアログ・ボックスで失敗の事由をレビューし、必要な処理を実行します。影響を受けた支払を削除せずに、PPR処理を続行します。PPRは影響を受けた支払を再度再処理し、再度それらの支払を残余予算引当の対象にします。