ルーティング属性1から4
Eメールの件名でルーティング属性を使用できます。
IDRでは、Eメールの件名で最大4つのルーティング属性がサポートされます。IDRでは、これらを請求書に保存することや、未完了の請求書をレビューおよび完了するためにAP担当者にルーティングすることができます。ルーティング属性情報の始点を示すために、アンダースコア(_)をセパレータとして使用します。各属性には最大40文字を含めることができます。
ルーティング属性の例
請求書に複数のカテゴリを記録するビジネス要件があるシナリオを考えてみます。この例では、記録するカテゴリが請求書優先度、サプライヤ・カテゴリ、製造工場番号および棚番であるとします。これらのカテゴリをEメールの件名で指定できます。
次のリストでは、これらのカテゴリとその可能な値、およびそれらがどのようにルーティング属性1から4にマップされるかを示します。
ルーティング属性 | カテゴリ | 値 |
---|---|---|
ルーティング属性1 | 請求書優先度 | Regular、Urgent |
ルーティング属性2 | サプライヤ・カテゴリ | Regular、Supply chain related |
ルーティング属性3 | 製造工場番号 | Plant-1、Plant-2、Plant-3 |
ルーティング属性4 | 棚番 | Bin#1、Bin#2、Bin#3 |
サプライヤが次のEメール件名の請求書を送信してきたとします:
invoice-1234 attached。
Eメールの受信者は、Eメールをレビューし、Eメール件名に追加のルーティング情報を指定します。改訂されたEメールの件名は次のとおりです:
invoice-1234 attached_Urgent_Supply chain related_Plant-1_Bin#1.
ルーティング属性は、最初のアンダースコア(_)の後に開始します。この例では、ルーティング属性は次のように割り当てられます: invoice-1234 attached_Urgent_Supply chain related_Plant-1_Bin#1
ルーティング属性 | コメント |
---|---|
attached_ |
最初のアンダースコアが出現する部分まで無視され、その後IDRは最初のルーティング属性が続くことを指示されます。 |
Urgent_ |
これはルーティング属性1です。別のアンダースコアがあるため、IDRは属性2があることを認識します。 |
Supply chain related_ |
これはルーティング属性2です。さらに別のアンダースコアが続くため、さらに別の属性があります。 |
Plant-1_ |
これはルーティング属性3です。別のアンダースコアがあるため、IDRは属性4が続くことを認識します。 |
Bin#1 |
これはルーティング属性4です。それ以上アンダースコアがないため、IDRはルーティング属性が終わりであることを認識します。 |
サプライヤ・サイトに複数のビジネス・ユニット割当がある場合は、ルーティング属性1を使用してビジネス・ユニットを手動で記録することもできます。この場合、この例の最初の属性(Urgent)がビジネス・ユニットIDに置き換えられます。