プロジェクト要件

アジャイル開発方法を使用してプロジェクトを管理する場合は、最初に上位レベルの要件を識別し、それらを分離して要件に対する作業の完了を管理します。

「プロジェクト要件」作業領域を使用して次の操作を行います。

  • 要件別のバックログ項目の編成

  • バックログ項目のリストの管理

  • バックログ項目のプロジェクト・タスクの作成

要件階層の作成

要件を階層に編成し、それらをより下位レベルの要件に分割できます。最終的に、バックログ項目にまで分割できます。要件階層を使用して、要件を満たすために完了する必要がある作業を管理します。

階層のどのレベルでもバックログ項目を表示および作成でき、要件とバックログ項目を検索することもできます。

次の例は、単純な2レベルの要件階層を示しています。最上位レベルの要件であるリソース管理の強化は、次のように分割できます。

  • リソース要求の作成

  • リソースの要求と割当

2レベルの要件階層の例

バックログ項目の管理

要件は、バックログ項目に分割し、階層の最下位レベルに関連付けることができます。バックログ項目は、要件を満たすために実行する必要のある増分作業のリストを表します。

次の作業を実行し、バックログ項目を使用して製品開発を追跡します。

  • スクラム・マスターと製品オーナーにバックログ項目の所有権を割り当てます。

  • バックログ項目にランクと優先度を指定します。

  • バックログ項目のユーザー・ストーリーと受入基準を取得します。

  • タスクを作成し、リソース、タスク日付、従事などのタスク詳細を取得します。

  • 成果物をバックログ項目に関連付けます。

ヒント: バックログ項目を手動で作成する以外に、アプリケーションからスプレッドシートをダウンロードし、Microsoft Excelにバックログ項目を入力して、新しいバックログ項目をアップロードすることもできます。

作業を追跡するためのプロジェクトおよびタスクの関連付け

プロジェクトをバックログ項目に関連付け、要件に対する作業の完了を追跡できます。プロジェクトをバックログ項目に関連付けるには、「プロジェクト名」列のリストからプロジェクトを選択します。プロジェクトが存在しない場合、「バックログ項目の管理」ページの「プロジェクト名」列の「作成」リンクを使用してプロジェクトを作成することもできます。

バックログ項目をプロジェクトに関連付けた後で、「バックログ項目詳細」リージョンの「タスク」タブを使用して、バックログ項目ごとにプロジェクト・タスクを作成できます。

ノート: バックログ項目をプロジェクトまたはタスクに関連付けることができるのは、プロジェクトのプロジェクト・マネージャのみです。