認証ワークフロー
直属のマネージャ、認証者およびロール・マネージャがタスクを完了すると、その作業は次のレベルのユーザーに渡されます。最終的には、所有者が認証を最終決定します。
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直属のマネージャが「自分のチーム」ワークシートを完了すると、「送信」ボタンがアクティブになります。直属のマネージャがボタンをクリックすると、認証者ワークシートの対応するレコードに認証の推奨が転送されます。「完了」は、直属のマネージャが、ワークシート内のすべてのユーザーに割り当てられたすべてのロールについて、「承認」または「削除」ステータスを選択したことを意味します。すでに説明したように、ワークシートには複数の認証から取得された複数の期日が含まれている場合がありますが、直属のマネージャは、それらのうち最も早い期日までにワークシート全体を送信する必要があります。
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認証者がワークシートを完成させると、「送信」ボタンがアクティブになります。認証者がボタンをクリックし、承認のためにワークシートをロール・マネージャに発行します。
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標準認証の場合、「完了」は、ワークシート内のすべてのユーザーとロールの組合せについて、認証者が認証の最終決定をしたことを意味します。つまり、オリジナル・ワークシートのすべてのレコードの「処理」の値が「承認」または「削除」になるか、拡張ワークシートのすべてのレコードの「処理」の値が「ロールの保持」または「ロールの削除」になっています。認証者はワークシートを1回のみ発行します(所有者またはロール・マネージャが再オープンしないかぎり。次を参照してください)。
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連続認証の場合、「完了」は、任意の時点で存在するワークシート内のすべてのユーザーとロールの組合せについて、認証者が認証の最終決定をしたことを意味します。ただし、ユーザーに対するスコープ指定されたロールのその後の割当てによって、後でユーザーとロールの組合せが追加される可能性があります。その場合は、ワークシートが再オープンされます。したがって、認証者はワークシートを複数回送信できます。
- ワークシートが再オープンされると、認証者は、連続認証で新しく追加されたロール割当てを承認または否認したり、いずれかのタイプの認証で以前に発行されたロール割当てに関する決定を変更できます。
「発行」ボタンがアクティブになるはずなのにならない場合は、認証者のワークシートがフィルタされているか、フィルタされている場合は、非表示のユーザーとロールの組合せでまだ最終ステータスになっていないものがないかを確認します。ワークシートが送信されると、「送信」ボタンは非アクティブになり、ワークシートを再オープンしないかぎり、この状態のままになります。
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ロール・マネージャは、ワークシートの発行の前後に、自分が担当するいずれかの認証者ワークシートをレビューしたり、フォローアップを要求できます。ロール・マネージャは、概要ページを使用して次の処理を完了することもできます:
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自分が担当する認証者ワークシートを発行します。マネージャ概要の「発行」ボタンは、すべての認証者がワークシートを発行した場合にのみアクティブになります。ロール・マネージャはこのボタンをクリックして、すべてのワークシートを所有者に一度に発行できます。
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認証者が発行したワークシートを再オープンします。任意の数のワークシートを再オープンするには、それらの行のチェック・ボックスを選択(または「すべて選択」をクリック)してから、「処理」 > 「再オープン」を選択します。または、1つのワークシートを再オープンするには、その行の右端にある「処理」アイコンをクリックします。これは省略記号のように表示されます。次に、「再オープン」を選択します。(どちらの場合も、選択した認証者がワークシートをまだ発行していない場合、「再オープン」オプションは非アクティブになります。)
連続認証における決定に異議を唱えるには、ロール・マネージャが、認証者が発行したのと同じ日にワークシートを再オープンする必要があります。それ以外の場合は、認証者の決定が有効になります。セキュリティ管理者は、ロール割当てを削除する決定にただちに対処できます。(標準認証では、各認証者がすべての認証の決定を一度に送信するため、このタイミング要因は適用されません。)
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所有者は、ワークシートの発行前後に、認証プロジェクトの任意のワークシートをレビューしたり、フォローアップを要求できます。所有者は、概要ページを使用して次の処理を完了することもできます:
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発行済の認証者ワークシートを再オープンします。所有者は、ロール・マネージャが使用できるいずれかの手順を選択します。ただし、この場合は、マネージャの指示のもとで、ロール・マネージャが認証者のすべてのワークシートをまだ発行していない場合には、「再オープン」オプションが非アクティブになります。所有者の処理により、ロール・マネージャの発行が取り消され、そのマネージャのすべてのワークシートが再オープンされます。
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認証を終了します。所有者は、任意の時点で「認証の終了」ボタンをクリックすれば、どのような理由でも認証を取り消すことができます。ただし、終了した認証の記録は所有者の概要ページに残ります。認証が終了すると、すべてのボタンが無効になり、どのユーザーもその認証に対してそれ以上の作業を実行できなくなります。
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認証を確定します。すべての認証の決定が正しいことをすべての認証者およびロール・マネージャが同意したら、所有者は「認証の確定」ボタンをクリックして認証を完了します。認証が確定すると、認証のすべてのボタンが無効になります。
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認証者がワークシートを発行すると、そのロール・マネージャへの通知が生成され、ロール・マネージャがワークシートを発行すると、所有者への通知が生成されます。ただし、ワークシートまたはマネージャの概要ページを再オープンしても通知は生成されません。