オープン登録中に発生するライフ・イベントの処理例

このトピックでは、3つの中間ライフ・イベント・シナリオと各イベントを処理および解決するステップを示します。

次の中間ライフ・イベント・シナリオは、共通のオープン登録日を共有します。

  • ライフ・イベントで選択肢を変更する

  • ライフ・イベントで選択肢を変更しない

  • ライフ・イベントを手動で追加する

加入評価処理によって実行されたライフ・イベントの処理を削除でき、ライフ・イベントの処理を回避できます。

  • ライフ・イベントをクローズして、処理を続行しないようにします。

  • 適格性、レート、自動登録抹消などの加入評価処理によって生成された更新をロールバックするライフ・イベントをバックアウトします

  • ライフ・イベントを無効にして更新をロールバックし、加入評価処理による処理を続行しないようにします。

共通のオープン登録日

このトピックのすべての例では、次の主な日付を想定しています。

  • オープン登録期間は2015年11月1日から28日までです。

  • 新しいプラン年は2016年1月1日に開始します。

  • オープン登録期間中に行われた選択の補償範囲およびレートは、2016年1月1日に開始します。

ライフ・イベントで選択肢を変更する

シナリオ:

  • 加入者は、2015年11月20日に配偶者を取得し、連絡先情報を更新する福利厚生管理者にイベントを報告します。

    • 評価処理では、扶養家族増加ライフ・イベントが検出されます。

    • ライフ・イベントは、新しい選択肢に2015年11月20日に有効になるレートおよび補償範囲を提供します。

  • 新規選択肢は、現在オープン登録にも使用できます。

このイベントを解決するには:

  1. 「ライフ・イベントの処理」タスクを使用して、「福利厚生サービス・センター」の加入者に対する扶養家族増加ライフ・イベントを評価します。

    ライフ・イベントがその加入者のオープン登録イベントをバックアウトすることを許可します。ライフ・イベントのステータスが「開始済」に変わります。

  2. 扶養家族増加ライフ・イベントに基づいて選択するように加入者に依頼します。

    • 加入者は、「ナビゲータ」メニューの「自分」で「福利厚生」を選択して、セルフサービス登録を開きます。

    • 福利厚生担当者は、「登録」タスクを使用して、「福利厚生サービス・センター」で加入者のかわりに選択を行うことができます。

  3. 「個人ライフ・イベント」タスクの「ライフ・イベント」タブを使用して、「福利厚生サービス・センター」の加入者に対する扶養家族増加ライフ・イベントをクローズします。

    ライフ・イベントのステータスが「処理済」に変わります。

  4. 「オープン登録の処理」タスクを使用して、その加入者のオープン登録を再処理します。

    加入者に選択するように依頼します。

ライフ・イベントで選択肢を変更しない

シナリオ: 加入者は2015年11月13日に住所を変更しますが、郵便番号は同じです。

  • このプロセスは、加入者の住所変更ライフ・イベントを検出し、オープン・イベントをバックアウトします。

  • この住所変更は、レート、補償範囲または選択肢に影響を与えないため、これを無効にします。

このイベントを解決するには、「福利厚生サービス・センター」で次の手順を実行します。

  1. 「個人ライフ・イベント」タスクを使用して住所変更イベントを無効にします。

    1. 「ライフ・イベント」タブで、イベントを選択します。

    2. 「処理」メニューで、「イベントのバックアウト」を選択します。

    3. 「潜在的ライフ・イベント・ステータス」フィールドで、「無効」を選択します。

  2. 「オープン登録の処理」タスクを使用して、その加入者のオープン登録を再処理します。

    回復ルールにより、すでに行われたオープン登録選択が回復されます。

ライフ・イベントを手動で追加する

シナリオ: 加入者は、2015年11月20日に子を取得します。

  • 加入者は、福利厚生担当者にイベントを報告します。

  • 担当者は、次の操作を実行します。

    1. 「個人ライフ・イベント」タスクを使用して、「福利厚生サービス・センター」に手動で扶養家族増加ライフ・イベントを追加します。

    2. ライフ・イベント・ステータスを「手動」に設定します。

このイベントを解決するには、「福利厚生サービス・センター」で次の手順を実行します。

  1. 扶養家族増加ライフ・イベントのステータスを「未処理」に変更します。

    「個人ライフ・イベント」タスクの「潜在的ライフ・イベント」タブを使用します。

  2. 「ライフ・イベントの処理」タスクを使用して、扶養家族増加ライフ・イベントを評価します。

    • 扶養家族増加ライフ・イベントがその加入者のオープン登録イベントをバックアウトすることを許可します。

    • 扶養家族増加ライフ・イベントのステータスが「開始済」に変わります。

    • イベントでは、新しい選択肢に出産の日付で有効になるレートおよび補償範囲を提供します。

  3. 最初のシナリオ「ライフ・イベントで選択肢を変更する」の2番目から5番目のステップを実行します。