福利厚生関係が福利厚生処理に及ぼす影響
福利厚生関係は、就業者の福利厚生を処理用にグループ化する方法を制御します。就業者は、福利厚生関係ごとに異なる福利厚生セットを添付することがあります。
福利厚生関係の割り当てに影響する設定
国や法的エンティティと福利厚生使用の各組合せに対して、デフォルトの福利厚生関係設定を2つ構成します。
設定 |
説明 |
---|---|
デフォルト福利厚生関係 |
デフォルト福利厚生関係は、1つのアサイメントを持つすべての新規採用と就業者に対して自動的に割り当てられます。 |
複数アサイメント処理使用可能 |
無効にした場合、すべての就業者にデフォルトの福利厚生関係が適用されます。 有効にした場合は、追加のアサイメントに福利厚生関係をデフォルトで割り当てるかどうかと、その割当て方法を構成する必要があります。 |
「設定および保守」作業領域の「デフォルト福利厚生関係の構成」タスクを使用します。
「福利厚生サービス・センター」ページでは、福利厚生担当者は次のことを行えます。
-
個別の就業者に関連付けられた福利厚生関係
-
就業者の福利厚生関係に関連付けられた勤務アサイメント
福利厚生関係の割り当てが福利厚生処理に及ぼす影響
福利厚生関係は次の福利厚生エンティティに影響を与えます。
-
潜在的ライフ・イベント
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ライフ・イベント
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適格レコード
-
選択肢
-
登録オプション
-
扶養家族補償範囲
-
受取人指定
-
主治医指定
-
控除項目
就業者のアサイメントは、複数の福利厚生関係に関連付けられる場合があります。
次の6つの例は、以下の違いをケースごとに示したものです。
-
就業者のアサイメントが組織内でどのように構造化されるか
-
福利厚生関係がどのように関連付けられるか
-
ライフ・イベント、選択肢や登録オプション、および福利厚生適格にどう影響するか
例1: 法的エンティティ、雇用関係、雇用条件、アサイメントおよび福利厚生関係が1つの場合
構成: 1つのアサイメントと1つの福利厚生関係だけが存在します。
法的エンティティ |
雇用関係 |
雇用条件 |
アサインメント |
福利厚生関係 |
---|---|---|---|---|
Galaxy UK |
1 |
建築家 |
建築家 |
A (デフォルト) |
処理: ライフ・イベント、選択肢または登録オプション、および福利厚生適格は、この福利厚生関係でのアサイメントに基づいて評価されます。
例2: 2つの法的エンティティに雇用関係がある場合
構成: 雇用関係、雇用条件およびアサイメントが2セット存在します(法的エンティティごとに1セットずつ)。個人は、2セットの福利厚生を持つことになります(法的エンティティごとに1セットずつ)。各アサイメントは、異なる福利厚生関係に関連付けられます。
法的エンティティ |
雇用関係 |
雇用条件 |
アサインメント |
福利厚生関係 |
---|---|---|---|---|
Galaxy UK |
1 |
建築家 |
建築家 |
A (法的エンティティのデフォルト) |
Galaxy US |
2 |
コンサルタント |
コンサルタント |
B (法的エンティティのデフォルト) |
処理: 次の表は、各データ・タイプに対する福利厚生評価と処理の原則を示したものです。
データ・タイプ |
福利厚生評価処理の原則 |
---|---|
ライフ・イベント |
各法的エンティティからのプライマリ・アサイメント。 |
選択肢または登録オプション |
法的エンティティごとに1つのデータ・セット。 |
適格 |
適格を使用して、適切な法的エンティティから福利厚生を提供します。適格基準は法的エンティティ・レベルまたはグローバルに定義されます。 |
例3: 1つの法的エンティティに複数のアサイメントがある場合
構成: 1つの福利厚生関係が複数の雇用条件とアサイメントに関連付けられます。
法的エンティティ |
雇用関係 |
雇用条件 |
アサインメント |
福利厚生関係 |
---|---|---|---|---|
Galaxy US |
1 |
建築家 |
建築家 |
A (デフォルト) |
Galaxy US |
1 |
コンサルタント |
コンサルタント |
A |
処理: 次の表は、各データ・タイプに対する福利厚生評価と処理の原則を示したものです。
データ・タイプ |
福利厚生評価処理の原則 |
---|---|
ライフ・イベント |
プライマリ・アサイメント |
選択肢または登録オプション |
ライフ・イベントごとに1つのデータ・セット |
適格 |
グローバル個人レベルで定義された属性は、両方のライフ・イベントに使用されます。アサイメントレベルの属性は、それぞれのライフ・イベントで使用されます。 |
例4: 1つの法的エンティティに複数のアサイメントがある場合 - アサイメントごとに1つの福利厚生関係
構成: 各アサイメントに個別の福利厚生関係が関連付けられます。
法的エンティティ |
雇用関係 |
雇用条件 |
アサインメント |
福利厚生関係 |
---|---|---|---|---|
Galaxy US |
1 |
建築家 |
建築家 |
A (デフォルト) |
Galaxy US |
1 |
コンサルタント |
コンサルタント |
B |
処理: 次の表は、各データ・タイプに対する福利厚生評価と処理の原則を示したものです。
データ・タイプ |
福利厚生評価処理の原則 |
---|---|
ライフ・イベント |
建築家アサイメントとコンサルタント・アサイメントに個別のライフ・イベントが作成されます |
選択肢または登録オプション |
ライフ・イベントごとに1つのデータ・セット |
適格 |
グローバル個人レベルで定義された属性は、両方のライフ・イベントに使用されます。アサイメントレベルの属性は、それぞれのライフ・イベントで使用されます。 |
例5: 1つの法的エンティティに複数のアサイメントがある場合 - 一方の福利厚生関係に2つのアサイメントがあり、もう一方に残りのアサイメントがある
構成: 1つ目の福利厚生関係に2つのアサイメントが関連付けられ、2つ目の福利厚生関係にもう1つのアサイメントが関連付けられます。
法的エンティティ |
雇用関係 |
雇用条件 |
アサインメント |
福利厚生関係 |
---|---|---|---|---|
Galaxy US |
1 |
建築家 |
建築家 |
A (デフォルト) |
Galaxy US |
1 |
製品マネージャ |
製品マネージャ |
A |
Galaxy US |
1 |
コンサルタント |
コンサルタント |
B |
処理: 次の表は、各データ・タイプに対する福利厚生評価と処理の原則を示したものです。
データ・タイプ |
福利厚生評価処理の原則 |
---|---|
ライフ・イベント |
福利厚生関係AとBのアサイメントに個別のライフ・イベントが作成されます |
選択肢または登録オプション |
ライフ・イベントごとに1つのデータ・セット |
適格 |
グローバル個人レベルとアサイメント・レベルで定義された属性が、ライフ・イベントに使用されます |
例6: 複数の福利厚生関係が複雑に使用される場合
構成: 1つ以上の福利厚生関係に多数のアサイメントが関連付けられます。
法的エンティティ |
雇用関係 |
雇用条件 |
アサインメント |
福利厚生関係 |
---|---|---|---|---|
Galaxy US |
1 |
製品マネージャ |
オーランド |
A |
Galaxy US |
1 |
製品マネージャ |
ダラス |
A |
Galaxy US |
1 |
製品マネージャ |
アトランタ |
B |
Galaxy US |
1 |
コンサルタント |
サンフランシスコ |
C |
Galaxy US |
1 |
コンサルタント |
ロサンゼルス |
D |
処理: 次の表は、各データ・タイプに対する福利厚生評価と処理の原則を示したものです。
データ・タイプ |
福利厚生評価処理の原則 |
---|---|
ライフ・イベント |
各福利厚生関係のアサイメントに個別のライフ・イベントが作成されます |
選択肢または登録オプション |
ライフ・イベントごとに1つのデータ・セット |
適格 |
グローバル個人レベルで定義された属性は、すべてのライフ・イベントに使用されます。アサイメントレベルの属性は、それぞれのライフ・イベントで使用されます。 |