登録に対する被指名人適格の再評価オプション
扶養家族が「被指名人適格の再評価」プロセスによって不適格であると判断された場合、加入者に対して「適格の喪失」トラッキング・ライフ・イベントが作成されます。「適格の喪失」ライフ・イベントの評価方法を決定できます。「プロセス詳細」ページで次のいずれかのライフ・イベント・ステータスを選択します:
- 処理済ステータスに設定
- 開始済ステータスで保持
「適格の喪失」トラッキング・ライフ・イベントを処理するように「被指名人適格の再評価」プロセスを構成する方法の概要を示す図を次に示します:
オプション1: 処理済ステータスに設定
適格の喪失による福利厚生の変更を加入者ができないようにし、同じレートレベルの控除項目を継続させる場合は、このオプションを選択します。「プロセス詳細」ページの「適格の喪失ライフ・イベントのトラッキング」リストからこのオプションを選択します。
「適格の喪失」トラッキング・イベントでは処理は発生しません。プロセスでは、不適格と判断された扶養家族補償範囲レコードのみに終了日が設定されます。不適格な扶養家族補償範囲レコード以外は、何も変更されません。たとえば、加入者はサービスから登録解除されません。
「被指名人適格の再評価」プロセスが不適格な扶養家族補償範囲レコードに終了日を設定する場合、有効終了日のみが考慮され、「適格の喪失」ライフ・イベントに固有の終了日ルールは考慮されません。プロセスでは、「指定要件」トレイン・ストップ、プランの「一般」タブまたはプログラム内のプラン・タイプの設定が考慮されます。「一般」タブで終了日ルールが指定されていない場合、プロセスでは、イベント日またはイベント日の1日前が終了日とみなされます。
「被指名人適格の再評価」プロセスが不適格な扶養家族補償範囲に終了日を設定する場合、トラッキング・ライフ・イベントがクローズされ、そのステータスが「処理済」に設定されます。ライフ・イベントは、適格の喪失の発生のみを示し、登録機会については評価しません。同じプランまたはオプションの加入者の補償範囲が続行されます。
オプション2: 開始済ステータスで保持
登録機会の「適格の喪失」トラッキング・イベントを評価する場合は、「プロセス詳細」ページの「適格の喪失ライフ・イベントのトラッキング」リストから「開始済ステータスで保持」を選択します。
「適格の喪失」トラッキング・ライフ・イベントは、通常のライフ・イベントとして作成されます。プロセスでは、不適格と判断された扶養家族補償範囲レコードに終了日が設定されません。不適格な扶養家族および「適格の喪失」トラッキング・ライフ・イベントを作成する日付のみが識別されます。
扶養家族はすでに他の適格を失っているため、補償範囲には終了日を設定する必要があります。様々なプランに対する加入者の適格が再評価され、家族コード・ルールが存在する場合は影響があることに注意してください。そのため、扶養家族補償範囲とともに、加入者補償範囲に終了日を設定する必要があります。終了日は、「プラン構成」作業領域の「指定要件」および「登録」トレイン・ストップで定義された「適格の喪失」ライフ・イベントの設定に基づいて計算されます。
「被指名人適格の再評価」プロセスを実行する頻度に基づいて、導出要因設定を変更するか、補償範囲終了日設定を変更するかを決定する必要があります。プロセスを毎日実行する場合、生年月日に基づいてトリガーされるイベントを設定できます。補償範囲日付はそれに応じて処理されます。プロセスを毎月実行する場合、その月の最終日または次月の初日にトリガーされるイベントを設定して、不適格なすべての扶養家族が現行月に補償範囲を失うようにすることができます。
導出要因がオプション2 (開始済ステータスで保持)に与える影響
個人の年齢に導出要因を使用しているとします。導出要因が「イベント時点」ルールに設定されている場合、「適格の喪失」ライフ・イベントでは、生年月日が補償範囲の終了日として使用されます。ただし、月の最終日に補償範囲を終了する場合は、2つのオプションがあります。「前の扶養家族補償範囲終了日」ルールを「月の最終日」に変更し、「開始日」ルールを「次月の初日」に変更できます。
もう1つのオプションは、「加入者の登録補償範囲終了日」ルールを続行することですが、「ライフ・イベント」タブで「適格の喪失」イベントに固有の登録の日付ルールを定義してください。変更は、従業員の補償範囲の開始日と日付に影響する可能性があることに注意してください。
導出要因が「月の最終日」または「次月の初日」に設定されている場合、その設定を使用して扶養家族補償範囲を終了できますが、ライフ・イベントは生年月日にトリガーされるのではなく、導出要因の決定ルールに基づきます。
導出要因または補償範囲終了日の設定方法は、「被指名人適格の再評価」プロセスを実行する頻度に基づいている必要があります。毎日の場合は、イベントが生年月日にトリガーされ、それに応じて補償範囲日付が処理されるようにすることをお薦めします。
頻度が毎月である場合は、導出要因に「月の最終日」ルールまたは「次月の初日」ルールを使用することをお薦めします。このように、1か月当たり1回の実行で、現行月に適格を失うすべての扶養家族が検出されて処理されます。