有効日オブジェクトからの物理レコードの削除方法
有効日オブジェクトから物理レコードを削除した場合の効果は、オブジェクト履歴内でのそのレコードの位置に応じて異なります。
次の表に示すように、3つの物理レコードを持つ有効日オブジェクトについて検討します。
| 物理レコード | 有効開始日 | 有効終了日 | 属性値 | 
|---|---|---|---|
| 3 | 2022年8月15日 | C | |
| 2 | 2021年10月30日 | 2022年8月14日 | B | 
| 1 | 2020年6月10日 | 2021年10月29日 | A | 
中間レコード
属性値がBである物理レコード2を削除すると、削除後のオブジェクトは次の表に示すようになります。
| 物理レコード | 有効開始日 | 有効終了日 | 属性値 | 
|---|---|---|---|
| 2 | 2022年8月15日 | C | |
| 1 | 2020年6月10日 | 2022年8月14日 | A | 
削除したレコードの前と後の両方に物理レコードが存在する場合、削除によって、前後のレコードの日付が自動的に調整されます。ここで、前のレコードの有効終了日は、このレコードの有効開始日の前日になっています。この変更によって、オブジェクトの有効日間のギャップが埋められます。
最初または唯一のレコード
ほとんどの場合、最初または唯一の物理レコードは削除できません。
最初の物理レコードを削除できる場合、オブジェクトは、次の物理レコードの有効開始日(この例では2010年10月30日)から存在します。唯一の物理レコードが存在する場合、そのレコードを削除することは、オブジェクトを削除することと同じになります。
最終レコード
最終物理レコードを削除する場合、その削除によって、前の物理レコードから有効終了日(この例では2011年8月14日)が自動的に削除されます。