スタンドアロン文としてのSQLEXECの適用

ExtractまたはReplicatのパラメータ・ファイルでスタンドアロン・パラメータ文として使用する場合、SQLEXECは、ストアド・プロシージャ、問合せまたはデータベース・コマンドを実行できます。この場合、このパラメータを特定の表に関連付ける必要はなく、一般的なSQL操作を実行するために使用できます。

たとえば、Oracle GoldenGateのデータベース・ユーザー・アカウントがアイドル時にタイムアウトされるように構成されている場合、SQLEXECを使用して、Oracle GoldenGateが見かけ上アイドル状態とならないように、定義した間隔で問合せを実行できます。別の例としては、SQLEXECを使用して、ターゲット・トリガーの無効化などの重要なデータベース・コマンドを発行できます。スタンドアロンのSQLEXEC文では、入力パラメータを受け入れることや、出力パラメータを戻すことはできません。

パラメータ構文 目的
SQLEXEC 'call procedure_name()'

ストアド・プロシージャの実行

SQLEXEC 'sql_query'

問合せの実行

SQLEXEC 'database_command'

データベース・コマンドの実行

引数 説明
'call
procedure_name ()'

実行するストアド・プロシージャ名を指定します。文は一重引用符で囲む必要があります。

例:

SQLEXEC 'call prc_job_count ()'
'sql_query'

実行する問合せ名を指定します。問合せは、全体を1行で記述し、一重引用符で囲む必要があります。

大/小文字の区別されるオプション名を、データベースに格納されているとおりに指定します。たとえば、大/小文字が区別されるOracleオブジェクト名の場合は二重引用符で囲みます。

SQLEXEC 'SELECT "col1" from "schema"."table"'
'database_command'

実行するデータベース・コマンドを指定します。データベースにとって有効なコマンドである必要があります。

SQLEXECには、処理動作、メモリー使用およびエラー処理を制御するためのオプションがあります。詳細は、Oracle GoldenGateパラメータおよび機能リファレンスSQLEXECを参照してください。