パラメータ・ファイルの作成の簡略化

次の時間節約ツールを使用することで、パラメータを指定する回数を減らすことができます。

ワイルドカードの使用

オブジェクト名を使用するパラメータの場合、アスタリスク(*)および疑問符(?)のワイルドカードを使用できます。ワイルドカードを使用することで、多数のオブジェクト名または特定のスキーマ内のすべてのオブジェクトを指定する必要がなくなります。ワイルドカードの使用方法の詳細は、「データベース・オブジェクト名でのワイルドカードの使用」を参照してください。

OBEYの使用

よく使用するパラメータ設定が含まれるテキスト・ファイルのライブラリを作成し、その後、OBEYパラメータを使用して、アクティブなパラメータ・ファイルからそれらのファイルを呼び出すことができます。OBEYの構文は次のとおりです。

OBEY file_name

説明:

file_nameは、ファイルの相対名またはフルパス名です。

Oracle GoldenGateは、アクティブなパラメータ・ファイル内でOBEYパラメータを検出すると、その参照先ファイルのパラメータを処理してから、アクティブなファイルに戻って残りのパラメータを処理します。GLOBALSパラメータ・ファイルではOBEYはサポートされていません。

OBEYパラメータを含むパラメータ・ファイルでCHARSETパラメータを使用する場合、参照先のパラメータ・ファイルはCHARSETの文字セットを継承しません。CHARSETの文字セットは参照先ファイル内のワイルドカードを使用したオブジェクト名の読取りに使用しますが、参照先ファイルにおけるその他すべてのマルチバイト指定については、エスケープ・シーケンス(\uX)を使用する必要があります。

OBEYに関する詳細は、Oracle GoldenGateパラメータおよび機能リファレンスを参照してください。

CHARSETに関する詳細は、Oracle GoldenGateパラメータおよび機能リファレンスを参照してください。

マクロの使用

マクロを使用して、パラメータ文を自動的に複数回使用できます。「Oracle GoldenGateマクロによる作業の簡略化および自動化」を参照してください。

パラメータ置換の使用

パラメータ置換を使用すると、パラメータ・ファイルの作成時に静的な値を割り当てるかわりに、実行時に自動的にOracle GoldenGateのパラメータに値を割り当てることができます。この方法であれば、実行ごとに値が変化する場合に、パラメータ・ファイルを編集したり、異なる設定を含む複数のファイルを管理する必要がなくなります。必要な値は、実行時に簡単にエクスポートできます。パラメータ置換は、任意のOracle GoldenGateプロセスで使用できます。

パラメータ置換を使用する手順

  1. 置換を実行する各パラメータに対して、値のかわりにランタイム・パラメータを宣言します。次の例のように、ランタイム・パラメータ名の前に疑問符(?)を付けます。
    SOURCEISFILE
    EXTFILE ?EXTFILE
    MAP hr. ?TABNAME, TARGET hr. TABNAME;
    
  2. Oracle GoldenGateプロセスを起動する前に、次の例で示すように、オペレーティング・システムのシェルを使用して環境変数によってランタイム値を渡します。

例9-37 Windowsでのパラメータ置換

C:\> set EXTFILE=C:\ggs\extfile
C:\> set TABNAME=PROD.ACCOUNTS
C:\> replicat paramfile c:\ggs\dirprm\parmfl

例9-38 UNIX (kornシェル)でのパラメータ置換

$ EXTFILE=/ggs/extfile
$ export EXTFILE
$ TABNAME=PROD.ACCOUNTS
$ export TABNAME
$ replicat paramfile ggs/dirprm/parmfl