パラメータ置換の使用

パラメータ置換を使用すると、パラメータ・ファイルの作成時に静的な値を割り当てるかわりに、実行時に自動的にOracle GoldenGateのパラメータに値を割り当てることができます。この方法であれば、実行ごとに値が変化する場合に、パラメータ・ファイルを編集したり、異なる設定を含む複数のファイルを管理する必要がなくなります。必要な値は、実行時に簡単にエクスポートできます。パラメータ置換は、任意のOracle GoldenGateプロセスで使用できます。

パラメータ置換を使用する手順

  1. 置換を実行する各パラメータに対して、値のかわりにランタイム・パラメータを宣言します。次の例のように、ランタイム・パラメータ名の前に疑問符(?)を付けます。
    SOURCEISFILE
    EXTFILE ?EXTFILE
    MAP hr. ?TABNAME, TARGET hr. TABNAME;
    
  2. Oracle GoldenGateプロセスを起動する前に、次の例で示すように、オペレーティング・システムのシェルを使用して環境変数によってランタイム値を渡します。

例11-37 Windowsでのパラメータ置換

C:\> set EXTFILE=C:\ggs\extfile
C:\> set TABNAME=PROD.ACCOUNTS
C:\> replicat paramfile c:\ggs\dirprm\parmfl

例11-38 UNIX (Kornシェル)でのパラメータ置換

$ EXTFILE=/ggs/extfile
$ export EXTFILE
$ TABNAME=PROD.ACCOUNTS
$ export TABNAME
$ replicat paramfile ggs/dirprm/parmfl