データ・ストリームの追加

データ・ストリームは、分散サービスから作成されます。分散サービスにログインして、データ・ストリーム・プロセスの作成を開始します。データ・ストリームを作成するステップは、次のとおりです。
  1. 分散サービスのホームページで、「データ・ストリーム」の横にあるプラス(+)記号をクリックして、「データ・ストリームの追加」ウィザードを開きます。


    「データ・ストリーム」セクションがある分散サービスのホームページ

  2. 「データ・ストリーム情報」ページで、「名前」ボックスにデータ・ストリーム・プロセス名を入力し、その説明を追加します。「次」をクリックします。


    「データ・ストリームの追加」ダイアログ・ボックス: 「データ・ストリーム情報」ページ

  3. 「ソース・オプション」ページで、次のイメージに表示されているオプションの値を指定します。


    「データ・ストリーム」ダイアログ・ボックス: 「ソース・オプション」ページ

    • 証跡名: ソース証跡ファイルの名前。

    • トレイルのサブディレクトリ: 証跡ファイルが格納されるサブディレクトリのパス。

    • エンコーディング: このオプションは、データ・ストリームのレコードのエンコーディングを制御します。現在、JSONエンコーディングがサポートされています。

    • バッファ・サイズ: この値は、データ・ストリーミング・サービスで使用されるメモリー・バッファ・サイズを制御します。データ・ストリーミング・サービスは、合計バイト・サイズが指定された値を超えると、インメモリー・メッセージ・キューをフラッシュし、レコードをクライアントに配信します。

    • サービス品質: このオプションは、データ・ストリームの重複抑制およびリカバリ動作を定義します。データ・ストリーミング・サービスでは、3つのレベルのサービス品質がサポートされています。
      • 必ず1回: このモードは最も制限の厳しいモードであり、リカバリ中またはソース証跡のRESTART OK/ABENDレコードの表示中は、重複レコードが除去されます。クライアントには重複レコードは表示されません。指定された最後の処理位置のレコードが見つからない場合は、エラーが発生します。

      • 少なくとも1回: このモードでは、リカバリ中またはソース証跡のRESTART OK/ABENDレコードの表示中に、重複レコードは抑制されません。クライアントには、データ・ストリームの重複レコードが表示される場合があります。また、指定された最後の処理位置のレコードが見つからない場合は、エラーが発生します。

      • 多くても1回: このモードでは、リカバリ中またはソース証跡のRESTART OK/ABENDレコードの表示中は、重複レコードが抑制されます。クライアントには、データ・ストリームの重複レコードは表示されません。指定された最後の処理位置のレコードが見つからない場合は、次の使用可能なレコードを見つけ、先に進みます。

    • CloudEvents形式: データ・ストリーミング・サービスでは、CloudEvents形式でのデータ・レコードの転送がサポートされています。デフォルトでは、この形式は無効になっていますが、データ・ストリーミング・チャネルの作成時にトグル・スイッチを使用してプロパティを有効にすることで制御できます。

  4. 「フィルタリング・オプション」ページでは、次のイメージに示すように、フィルタリング・ルールを含めるオプションと除外するオプションを使用できます。
    データ・ストリーム・ダイアログ・ボックス:

    フィルタリング・ルール・オプションを次のように指定します。
    • ルール・アクション: 「除外」または「含める」オプションを選択します。

    • フィルタ・タイプ: フィルタ・タイプには次のものがあります。

      オブジェクト・タイプ: 「DML」「DDL」「INSERT」「UPDATE」「UPSERT」「DELETE」など、ドロップダウン・リストから複数のオプションを選択できます。

      オブジェクト名: 以前に作成したフィルタリング・オブジェクトの名前。

      「追加」をクリックして、データ・ストリーム・プロセスにフィルタリング・ルールを追加します。

  5. 「データ・ストリームの作成」をクリックします。データ・ストリームがリストされている分散サービスのホームページが表示されます。

  6. 作成したデータ・ストリームをクリックして、ストリームのYAMLドキュメントのデータ・ストリーミングAsyncAPI定義を表示します。