Oracle GoldenGate for MySQLのインストールの前提条件

MySQLデータベースにOracle GoldenGateをインストールするための前提条件について学習します。

Oracle GoldenGate 23ai for MySQLでは、デプロイメントを作成する前に、Oracle GoldenGateサーバーにOpenSSL 1.1が存在している必要があります。

LinuxでのOpenSSLのインストール

OpenSSL 1.1は、OEL 8およびRHEL8のコア・オペレーティング・システム・パッケージに含まれていますが、OEL 9またはRHEL 9には含まれていません。そのため、これらのオペレーティング・システム/バージョンの場合はそれを手動でインストールする必要があります。

必要なOpenSSL 1.1ライブラリ(libssl.so.1.1とlibcrypto.1.1)をインストールするには、次の手順を使用して、MySQL Connector/ODBCバージョン8.0.33をダウンロードしインストールします:
  1. リンクhttps://downloads.mysql.com/archives/c-odbc/を使用して、「製品バージョン」ドロップダウン・メニューからバージョン8.0.33を選択します。

  2. 「オペレーティング・システム」ドロップダウン・メニューからLinux-Generic」を選択します。

  3. x86, 64-bitバージョンのパッケージの「ダウンロード」リンクをクリックします: Linux - Generic (glibc 2.28) (x86, 64-bit), Compressed TAR Archive

  4. 次の例に示すように、ファイルを任意の場所(/opt/app/など)に保存し、ファイルを解凍します:

    tar -xvzf mysql-connector-odbc-8.0.33-linux-glibc2.28-x86-64bit
  5. Oracle GoldenGateに必要なOpenSSL 1.1ライブラリは、mysql-connector-odbc-8.0.33-linux-glibc2.28-x86-64bit/lib/privateフォルダにあります。次の例に示すように、MySQLデプロイメントを作成する前に、このパスをLD_LIBRARY_PATHシステム変数に追加する必要があります。

    export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/opt/app/mysql-connector-odbc-8.0.33-linux-glibc2.28-x86-64bit/lib/private/