Oracle GoldenGate for TimesTenのインストールの前提条件
TimesTenデータベースにOracle GoldenGateをインストールするための前提条件について学習します。
Oracle GoldenGate for Oracle TimesTenデプロイメントを作成するには、Oracle GoldenGateをインストールするサーバーにOracle TimesTenクライアントをインストールする必要があります。Oracle GoldenGateがOracle TimesTenデータベース・サーバーにインストールされている場合、必要なクライアント・コンポーネントはすでに使用可能です。ただし、ハブ・サーバーにOracle GoldenGateをインストールする場合は、Oracle TimesTenクライアントを別途インストールする必要があります。
Oracle TimesTenソフトウェアのインストール
次のサイトからOracle TimesTenソフトウェアをダウンロードし、Oracle GoldenGateをインストールするプラットフォームおよびOracle TimesTenデータベースのバージョンに基づいて、ソフトウェアのバージョンおよびオペレーティング・システム・プラットフォームを選択します。
https://www.oracle.com/database/technologies/timesten-downloads.html
サポートされているOracle GoldenGateプラットフォームおよびOracle TimesTenデータベースのサポートされているバージョンのリストは、このリリースのOracle GoldenGateの動作保証マトリックスを参照してください。
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サポートされているバージョンのデータベースのIn-Memoryデータベースをダウンロードします。
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Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイドに記載されている手順に従って、Oracle TimesTenインストール・ファイルを指定の場所に抽出します。
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完全なインストールの詳細は、TimesTenのドキュメントに記載されているインストール手順に従ってください。
クライアント専用インスタンスの作成
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次を実行します。
[oracle@tt_installation_dir]$ ./bin/ttInstanceCreate -clientonly
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インスタンスのインストール・プロンプトに従い、インスタンス名とインスタンスのインストール場所を書き留めます。この情報は、Replicatの、Oracle TimesTenへのODBC接続を設定するときに必要になります。
環境変数の設定
Oracle GoldenGate for TimesTenをインストールする前に、必要なシステム環境変数が提供されていることを確認してください。Oracle TimesTenと対話するすべてのセッションまたはプロセスには、正しい環境設定が必要です。すべてのOracle TimesTenインスタンス(サーバーおよびクライアント)には、必要な環境変数を設定するためのスクリプトが含まれています。このスクリプトはtt_instance_home/bin
にあり、ttenv.[c]sh
という名前です。これは、常にドット形式またはソース形式にする必要があり、直接実行されることはありません。
/home/oracle/tt221
にあるTimesTenインスタンスのbashシェル環境の設定例は、次のとおりです。
source /home/oracle/tt221/bin/ttenv.sh
必要な環境変数を手動で設定することは可能ですが、お薦めしません。