Db2 LUWのデータベース・ユーザーおよび権限の準備

データベース・ユーザーの作成およびOracle GoldenGate for Db2 LUWの権限の割当てについて学習します。

  • Oracle GoldenGate専用のデータベース・ユーザーを作成します。データベースに接続する必要のあるすべてのOracle GoldenGateプロセスに対して同じユーザーでもかまいません。

    • Extract (ソース・データベース)

    • Replicat (ターゲット・データベース)

    • DEFGEN (ソース・データベースまたはターゲット・データベース)

  • データのセキュリティを維持したり、Oracle GoldenGateの処理を的確に監視したりするには、他のユーザー、アプリケーションまたはプロセスに対してOracle GoldenGateデータベース・ユーザーでのログインまたは操作を許可しないでください。Oracle GoldenGate資格証明ストアにログイン資格証明を格納することをお薦めします。資格証明ストアはログイン名およびパスワードにローカルのセキュアなストレージを利用し、Oracle GoldenGateのパラメータ・ファイルにある別名のみを指定することを許可します。

  • システム管理者(SYSADM)またはデータベース管理者(DBADM)権限を、Extractを実行するデータベース・ユーザーに割り当てます。ExtractユーザーにDBADMを付与するには、SYSADM権限を持つユーザーが次のGRANT文を発行します。

    GRANT DBADM ON DATABASE TO USER user
    

    この権限は、DB2 Control CenterのUser and Group Objectsフォルダからも付与できます。Oracle GoldenGateプロセスに割り当てられているユーザーのデータベース・タブでは、「Database Administrative Authority」ボックスが選択されている必要があります。

    ノート:

    Extractユーザーに必要な権限がない場合、Extractは次のエラーを記録して停止します。

    [SC=-1224:SQL1224N A database agent could not be started to 
    service a request, or was terminated as a result of a database 
    system shutdown or a force command. 
    SQL STATE 55032: The CONNECT statement is invalid, because the 
    database manager was stopped after this application was started]
    
  • Replicatを実行しているデータベース・ユーザーに少なくとも次の権限を付与します。

    • ターゲット・データベースに対するローカルのCONNECT

    • システム・カタログ・ビューに対するSELECT

    • ターゲット表に対するSELECTINSERTUPDATEおよびDELETE