サポートされているオブジェクト命名規則
Oracle GoldenGateでは、SQL命名規則がサポートされます。library/file(member)
という形式のネイティブ・ファイル・システム名もサポートされます。
ネイティブ(システム)名の場合、Oracle GoldenGateでワイルドカードに関する標準のDB2 for i命名規則がサポートされ、*ALL
または名前の一部分の後ろにアスタリスク(*)ワイルドカードを付加したものを使用できます。たとえば:
-
library
/*all(*all)
-
library
/a*(a*)
-
library
/abcde*
メンバー名はオプションで省略できます。その場合、すべてのメンバーのデータが抽出されますが、ライブラリ名とファイル名のみが取得され、証跡に書き込まれるレコードに含められます。その結果、データは、ソースの1つのメンバーのみから取得されたように見え、メンバー間でキーの重複がある場合、ターゲットで整合性の競合が起きる可能性があることに注意してください。証跡のレコードにメンバー名を含めるには、メンバーを明示的に含めるか、ワイルドカードのメンバー指定を使用して含めます。
SQL名の場合、DB2 for iシステムでのSQLの標準の処理に従って、基になるネイティブ・ファイルの最初のメンバーのみが抽出されます。SQL名の場合、Oracle GoldenGateで、表名とスキーマ名の両方に対してワイルドカードの使用がサポートされます。ワイルドカードを使用したSQL名の詳細は、『Oracle GoldenGateの管理』のOracle GoldenGateの入力におけるオブジェクト名の指定に関する項を参照してください。