TimesTen: サポートされているデータ型、オブジェクトおよび操作
この項では、TimesTen上のOracle GoldenGateでサポートされているデータ型、オブジェクトおよび操作について説明します。
サポートされているTimesTenデータ型
次にあげた制限事項に特に記載がないかぎり、配信で次のデータ型がサポートされます。
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バイナリ・データ型
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binary
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varbinary
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文字データ型
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char
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nchar
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nvarchar2
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varchar2
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日付および時間データ型
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date
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time
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timestamp
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tt_date
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tt_time
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tt_timestamp
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数値データ型
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binary_float
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binary_double
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double
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float
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tt_bigint
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tt_integer
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number
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real
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tt_smallint
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tt_tinyint
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LOB
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blob
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clob
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nclob
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TimesTenについてサポートされているオブジェクトおよび操作
次のオブジェクトと操作がサポートされています。
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Oracle GoldenGate for Oracle TimesTenでは、ユーザー表へのトランザクションDMLの配信がサポートされています。
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INSERT
、UPDATE
およびDELETE
の各操作がサポートされています。
Oracle TimesTenでの制限事項およびサポートされていない事項
Oracle TimesTenでの制限事項およびサポートされていない事項は、次のとおりです。
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DML操作の取得(抽出)操作はサポートされていません。
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DDL (データ定義言語)操作の取得およびレプリケーションはサポートされていません。
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浮動小数点数の範囲および精度のサポートは、ホスト・マシンによって異なります。通常は有効桁数が16桁の精度ですが、データベースのドキュメントで想定されている近似について確認してください。Oracle GoldenGateでは、サポートされる精度を超える値は丸められるか切り捨てられます。
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Oracle GoldenGateでは、0001/01/03:00:00:00から9999/12/31:23:59:59のタイムスタンプ・データをサポートしています。タイムスタンプがGMTからローカル時間に変換されると、これらの制限も変換後のタイムスタンプに適用されます。タイムゾーンに応じて、変換により時間が追加または引かれる場合があり、これにより、タイムスタンプがサポートされている上限を超えたり、下回ったりすることがあります。
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主キー列の値の変更はサポートされていません。
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自動ハートビート表のサポートに関する制限事項は次のとおりです。
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Oracle GoldenGateではTimesTenでの配信のみをサポートするため、ジョブまたはイベント・スケジューラを使用してハートビート表を移入したり更新するメカニズムは不要です。
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ALTER HEARTBEATTABLE
コマンドはサポートされておらず、使用されている場合は無視されます。 -
FREQUENCY
、PURGE_FREQUENCY
またはRETENTION_TIME
オプションを指定したADD HEARTBEATTABLE
コマンドはサポートされません。これらのオプションのいずれかをADD HEARTBEATTABLE
コマンドで指定すると、そのオプションが無視されるという警告が表示されます。 -
TimesTenには内部イベント/ジョブスケジューラがないため、ハートビート履歴表の自動パージは実行できません。したがって、環境に合わせて、対応するハートビート・オブジェクトを明示的に削除または切り捨てる必要があります。
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