ユーザー・イグジットを実装する場合

ユーザー・イグジットは、Oracle GoldenGate内で使用できる列変換関数のかわりとして、またはそれらと組み合せて使用できます。ユーザー・イグジットは、データを2回(データの抽出時に1回と変換の実行時に1回)処理するかわりに、データの抽出時に1回のみ処理するため、組込み関数の代用として適しています。

ユーザー・イグジットは次の用途で実装できます。

  • ある表から別の表へのマップ時における算術演算、データ変換または表検索の実行。

  • レコード・アーカイブ関数のオフライン実装。

  • 通常とは異なるデータベース・イベントに対するカスタム形式でのレスポンス(出力値に基づいて電子メール・メッセージまたは通知を送信するなど)。

  • 合計値の蓄積および統計値の収集。

  • レコードの操作。

  • 無効なデータの修復。

  • 更新前後のレコードにおける正味の差異の計算。

  • 複雑な基準に基づいた抽出またはレプリケーションのためのレコードの受入れまたは拒否。

  • 変換時のデータベースの正規化。