25.7 ADD_ERRORプロシージャのシグネチャ5
このプロシージャは、テキストを共有コンポーネントで定義したとおりに表示するために使用される、表形式のフォームのエラー・スタックにエラー・メッセージを追加します。このエラー・メッセージはすべての表示位置に表示できます。検証または処理時にコールして、1つ以上のエラーをエラー・スタックに追加することができます。
ノート:
このプロシージャは、Oracle APEXアプリケーションが最後の検証または処理を実行する前にコールする必要があります。そのようにしないと、apex_error.c_on_error_pageの表示位置が指定されている場合を除いて、エラーは無視されます。
構文
APEX_ERROR.ADD_ERROR (
p_error_code IN VARCHAR2,
p0 IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p1 IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p2 IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p3 IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p4 IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p5 IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p6 IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p7 IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p8 IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p9 IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_escape_placeholders IN BOOLEAN DEFAULT TRUE,
p_additional_info IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_display_location IN VARCHAR2,
p_region_id IN NUMBER,
p_column_alias IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_row_num IN NUMBER );パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
p_error_code |
共有コンポーネントのテキスト・メッセージの名前。 |
p0からp9 |
テキスト・メッセージに定義された%0から%9までのプレースホルダの値。 |
p_escape_placeholders |
TRUEに設定すると、p0からp9で指定された値はsys.htf.escape_scでエスケープされてから、テキスト・メッセージのプレースホルダを置換します。FALSEに設定すると、値はエスケープされません。
|
p_additional_info |
エラーがエラー・ページに表示される場合に必要なその他のエラー情報。 |
p_display_location |
エラー・メッセージの表示位置を指定します。p_display_locationに定義された定数を使用します。「結果の型に使用される定数および属性」を参照してください。
|
p_region_id |
現在ページの表形式フォーム・リージョンのID。IDは、ビューAPEX_APPLICATION_PAGE_REGIONSから読み取ることができます。
|
p_column_alias |
apex_error.c_inline_with_fieldまたはapex_error.c_inline_with_field_and_notifが表示位置として使用されている場合に強調表示される、p_region_idに定義された表形式フォームの列エイリアス名。
|
p_row_num |
エラーが発生した表形式フォームの行数。 |
例
この例では、テキスト・メッセージに格納されているカスタム・エラー・メッセージをエラー・スタックに追加します。表形式フォームのCUSTOMER_ID列が強調表示されます。エラー・メッセージは通知にインラインで表示されます。この例は、検証または処理の際に使用できます。
apex_error.add_error (
p_error_code => 'INVALID_CUSTOMER_ID',
p0 => l_customer_id,
p_display_location => apex_error.c_inline_with_field_and_notif,
p_region_id => l_region_id,
p_column_alias => 'CUSTOMER_ID',
p_row_num => l_row_num );親トピック: APEX_ERROR